シャープ、ソーラーカーレースで東海大学チームに太陽電池を提供 「グローバル・グリーン・チャレンジ」で3000kmを走る |
シャープは6月24日、「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門に出走する東海大学チームに、太陽電池を提供すると発表した。
このレースは、太陽光のみを動力源としてオーストラリア大陸を縦断する、世界最大級のソーラーカーレースで、2009年10月25日~31日に開催される。世界中の大学などが企業の支援を受けて開発したソーラーカーで、大陸北部のダーウィンから、南部のアデレードまで約3000kmのタイムを競う。なお、東海大学チームのドライバーには、1997年のパリ・ダカール・ラリーで、日本人初の総合優勝を遂げた篠塚建次郎氏も起用される予定。
シャープが提供するのは、東海大学チームが開発するソーラーカー「Tokai Challenger」用の太陽電池で、セル変換効率30%、出力1.8kWの化合物太陽電池。化合物太陽電池は、主に人工衛星に使用されているもので、同社は、1967年から宇宙用太陽電池の開発に着手、現在、日本で唯一宇宙航空研究開発機構(JAXA)に選ばれている認定メーカーだと言う。
(瀬戸 学)
2009年 6月 24日