フォルクスワーゲン東京、六本木に新店舗オープン モジュラーコンセプトデザインを採用した1号店 |
フォルクスワーゲンの正規販売店を運営するフォルクスワーゲン東京は、7月3日より「モジュラーコンセプト」デザインを日本で初めて採用した正規ディーラー「フォルクスワーゲン六本木」をオープンする。また、7月11日、12日にはオープニングフェアを開催する。
フォルクスワーゲン六本木は、六本木通りに面し、地下鉄「六本木」「六本木一丁目」の駅からもほど近い場所にオープンしたフォルクスワーゲンの正規販売店。フォルクスワーゲンが新たに展開しているコーポレートデザイン、モジュラーコンセプトに基づいて設計された第1号店となる。
六本木通りに面した新店舗。入口はモジュラーコンセプトの象徴であるホワイトフレームで縁取りされる | ||
サービスも併設される | ピットはビルの裏側にあるが、まだ準備中のため雑然としていた | カー用品も多数陳列されている |
店内の随所にもホワイトフレームが使われる | ドイツにあるフォルクスワーゲンのテーマパークにあるタワーの模型 | タイル張りとフローリングで車両展示スペースと商談スペースを区切る |
モジュラーコンセプトとは、ショールームをデザインする際の自由度が高く柔軟性に富んでいるのが特徴で、建物正面はホワイトフレームで縁取りされるなど、そのデザインは、革新的でスマートなブランドイメージを表現したものだと言う。
具体的には、従来からある「マーケットプレイスコンセプト」が中世ヨーロッパをデザインのモチーフにしていて、例えば車両展示もサークル状に並べるレイアウトだったのに対し、モジュラーコンセプトでは車を平行に並べる。また、車両展示スペースは白いタイル張りなのに対し、商談スペースはフローリングになるなど、機能に合わせて直線的な区分けが行わるのが特徴。
そのため、今回の店舗のようにビルに入るお店や間口の狭い敷地においても適用できるため、今後は店舗の形状に合わせて、マーケットプレイスコンセプトとモジュラーコンセプトを選択してデザインすると言う。
■オープン前日にはセレモニーも開催
オープン前日となる7月2日には、関係者を招いてのセレモニーが行われ、フォルクスワーゲン東京の代表取締役川口博社長や、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)の代表取締役ゲーロ・フレーリッヒ副社長らが出席し、壇上に上がった。
セレモニーではテープカットもおこなわれた | フォルクスワーゲン東京の代表取締役社長川口博氏 | フォルクスワーゲン グループ ジャパン代表取締役副社長ゲーロ・フレーリッヒ氏 |
川口社長は、「この店舗は昨年の秋頃から計画し、ようやくオープンすることができた。私どもの拠点はこれで15店舗目になるが、山手線内で初めてサービスも併設した拠点ができた」とその喜びを述べた。また、同社の業績に関し、「この半期、1~3月はちょっとふるわなかったが、4~6月に関しては前年比を上回った。今後もがんばっていきたい」と今後の意気込みを語った。
続いてゲーロ・フレーリッヒVGJ副社長は、この時代になぜあえてすべてが高額な都心に新店舗をオープンしたのか、その理由について、「このように投資することに決定したのは、このショールームが、世界でも最も重要な市場である日本の継続的なコミットメントの象徴となることを確信するからである」と述べ「今回フォルクスワーゲン東京の本社も世田谷からこちらに移動した。これでVGJとフォルクスワーゲン東京は、地理的にだけでなく、機能的にも心理的にも近くなることになった。私のオフィスも近いので歩いてくることもでき、コレによって現実的な生活の中でどのように市場が動いているかを見ることができる」と六本木にオープンした理由とその意義を述べた。
フォルクスワーゲン六本木に関する詳細は以下のとおり。
店舗:フォルクスワーゲン六本木
住所:〒106-0032 東京都港区六本木4-1-4
電話:03-5545-9930
店舗延べ床面積:526m2
展示車両台数:ショールーム6台
サービス施設:4サービス ワークベイ
(瀬戸 学)
2009年 7月 2日