コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは7月16日、2ドアクーペ「マセラティ グラントゥーリズモ S オートマチック」を発表した。価格は1665万円。納車は7月末から。

　現在マセラティには4ドアの「クアトロポルテ」シリーズと2ドアの「グラントゥーリズモ」シリーズがある。

　グラントゥーリズモには、4.2リッターV型8気筒エンジン＋6速トルコンATのベースモデル、4.7リッターV型8気筒エンジン＋6速シングルクラッチATの「グラントゥーリズモ S」がラインアップされているが、グラントゥーリズモ Sのトランスミッションを6速トルコンATとしたもの。

　エンジンはグラントゥーリズモ Sと同じで、最高出力323kW（440PS）/7000rpm、最大トルク490Nm（50kgm）/4750rpmというスペックも同じだが、エンジンをコントロールするCPUやマッピング、エグゾーストシステムがトルコンATに合わせてチューニングされている。

　ボディーサイズは4885×1915×1355mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2940mm。車両重量は1950kg。タイヤはフロントが245/35 ZR 20、リアが285/35 ZR 20。

マセラティ グラントゥーリズモ S オートマチック
これは4.2リッターのグラントゥーリズモ。ホイール、サイドスカート形状が異なる	ブレーキキャリパーの色は黒、灰、赤、黄、紺から選べる
フォグランプを装備	ピニンファリーナのエンブレムがサイドフェンダーに付く	エンジンの大半はカバーされていてよく見えない
ノーズのエンブレム	トランクルーム	HDDカーナビの本体はトランクルーム上部にある
ステアリングにシフトパドルを備える
左からMaserati S.p.Aのファブリツィオ・カツォーリ氏、同じくシモーヌ・ニコライ氏、コーンズの鴨下俊之氏	発表会は有楽町のイタリアンレストラン「COVA TOKYO」で行われた。COVAはミラノの老舗レストラン

　同社は同日、報道関係者向けの発表会を都内で開催。Maserati S.p.A日本統括マネージャーのファブリツィオ・カツォーリ氏は、「コンセプトは、4.7リッター（グラントゥーリズモ S）のハイパフォーマンスと、4.2リッター（グラントゥーリズモ）のデイリーユース向きなところの組み合わせ。4.7リッターのトップパフォーマンスが、ATによりさらにコントロールしやすくなっている」と、グラントゥーリズモ S オートマチックを説明した。