ソニー、PND「nav-u」シリーズに6.1V型「NV-U3DV」

左から3.5V型「NV-U3C」、4.8V型「NV-U3V」、6.1V型「NV-U3DV」

2009年8月11日発売
オープンプライス



 ソニーは、PND(Personal Navigation Device)の「nav-u(ナブ・ユー)」シリーズの新製品となる「NV-U3DV」を8月11日から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万5000円前後。

 NV-U3DVのモニターは320×240ピクセル表示が可能なタッチパネル式で、サイズを6.1V型とし、nav-uシリーズでもっとも大画面のもの。吸盤タイプのクレードルで取り付けを簡単に行うことができ、電源はシガーソケット(12/24V)のほか、ACアダプターで充電でき、屋内での使用も可能としている。バッテリーのみで駆動する場合は通常モードで約2時間、省電力モードで約3時間使用できる。

 ルート探索条件は、推奨ルート、有料道優先、一般道優先、一般道距離優先から選択でき、経由地は最大で10カ所設定できる。

NV-U3DVナビゲーションのトップメニュー画面行き先設定画面
自宅/お気に入り画面住所検索画面(都道府県別)コンビニやガソリンスタンドなど、最寄り検索でよく使うジャンルは任意で登録できる

 GPS受信がしにくいトンネル内や高層ビル付近でも、ジャイロセンサーで右左折による方位変化、気圧センサーで上下方向の変化、加速度センサーで進行方向の加速度を検出して自車位置を予測する「ポジションプラスG」を搭載。

 従来モデルと比べて市街地における詳細地図表示を約2.5倍とし、より細かい地図表示が可能となった。ガイド画面は交差点の3D表示、方向看板表示、高速道路の入り口ガイドが搭載され、音声による交差点名称案内を含め、PNDとして高い機能性を持つ。

 また、従来モデルではガイドポイントを表示したのち、交差点での詳細な拡大地図を表示していたが、その間に広域の交差点拡大地図を表示することで、より見やすいものとしている。ガイドポイントまでの距離がバーで分かる「残距離表示機能」も、新たに追加した。

市街地での地図表示(縮尺100m)市街地での地図表示(縮尺200m)ルート案内中の地図画面(縮尺200m)
ランドマーク付きの詳細地図表示画面交差点の3D表示。黄色いバーが残距離表示機能交差点の拡大地図
高速道路の入り口表示高速道路を走行中の案内表示画面高速道路の出口分岐表示

 検索データは「住所で探す」が約3400万件、「電話番号で探す」が約1000万件、「施設で探す」が約1000万件の情報量を有する。そのほかにガイドブック機能としてグルメぴあの情報を約1万2000件、ゴルフダイジェストオンラインの情報を約2300件、レジャースポット情報を約100件、全国立ち寄り温泉情報を約200件を収録。

 また、MP3形式の音楽ファイルの再生や、JPEG形式の画像表示、MPEG-4形式の映像再生、ワンセグ視聴なども可能。別売りでVICSビーコンユニット(店頭予想価格は1万9800円)も用意する。また、従来モデルにも備わっていた「徒歩モード・プラス」もあり、歩行中の低速度でも進行方向を判別し、表示を行ってくれる。このモードではアイコンが「人型」になる。

ワンセグ視聴も可能音楽再生中の画面ビデオ再生画面
「徒歩モード・プラス」での表示画面VICS情報の表示画面VICSによる渋滞情報表示画面

 本体サイズは約182×25.3×106.9mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約400g。内蔵フラッシュメモリーは4GB。カラーはブラックの1色のみ。

(編集部:小林 隆)
2009年 7月 22日