民主党、高速道路無料化などを盛り込んだマニフェストを発表

2009年7月27日発表



 民主党は7月27日、高速道路無料化などを盛り込んだマニフェスト(Manifesto2009)を発表した。

 民主党のManifesto2009は、8月18日公示、8月30日に投開票が行われる衆議院選挙に向けて発表されたもので、同党では政権政策として位置づけている。Manifesto2009は民主党のWebページにPDFとして掲載されており、全13ページ構成。全16.8兆円の施策の内、自動車関連施策として明確に記載してある施策は「高速道路の無料化」「暫定税率の廃止」の3.8兆円とかなりの割合を占める。

 高速道路無料化に関しては、2010年度から段階的に実施し2012年度には完全実施とするもの。割引率を段階的に拡大する社会実験を行いつつ、無料化して流通コストの引き下げを図ると言う。

 暫定税率廃止については、課税の根拠を失ったガソリン税、軽油引取税、自動車重量税、自動車取得税を廃止し、2.5兆円の減税を実施。ただ、将来的にガソリン税、軽油引取税は「地球温暖化対策税(仮称)」として一本化するとしている。

 また、環境対応車の購入助成については、軽く触れられている程度で詳細は記載されていない。

 なお、自民党のマニフェストは月内発表予定となっており、自動車関連施策が含まれる場合はニュースとして取り上げる予定。

 

(編集部:谷川 潔)
2009年 7月 28日