ソニー損保、エコカーに関する調査を実施
エコカーとガソリン車との価格差「20万円以上なら買わない」が1位

エコカーとガソリン車との価格差では、「20万円以上なら買わない」が1位

2009年8月6日発表



 ソニー損害保険は、20代~50代の「自家用車を保有し、エコカーに関心がある」男女に対し「エコカーに関する調査」を実施し、その調査結果を8月6日に発表した。

 この調査で指すエコカーとは、ハイブリッドカー・電気自動車・天然ガス車・水素自動車・メタノール車など環境に配慮した自動車のことで、エコカー減税の対象車であってもガソリン車は含まれておらず、1000名の有効回答から構成されている。

 「エコカーの購入と利用に関する意識について」は、「ガソリン車からエコカーに買替えることは環境に良いことだと思う」に「あてはまる/非常にあてはまる」と答えた人が88.4%、「コストがかかっても、従来の車よりも環境に良いエコカーを選びたい」に「あてはまる/非常にあてはまる」と答えた人が26.6%、「『環境に良い』ことより、『お金の節約』の意識のほうが強い」に「あてはまる/非常にあてはまる」と答えた人が53%、「『低燃費の経済性』によって、ガソリン車との購入価格差を回収できなければエコカーを購入しない」に「あてはまる/非常にあてはまる」と答えた人が57.6%となっている。このことから「エコロジー(環境)」より「エコノミー(経済性)」を重視していることが分かるとしている。

 「エコカーの購入を検討する場合、同車種や同クラスのガソリン車よりいくら以上高かったら購入しないか」については、「20万円以上なら買わない」が22.5%の1位となっており、30万以上や40万以上という回答とあわせて見ると、30万以下なら半数近くの人が購入する可能性があることになる。ソニー損保では、「エコカーの普及は、ガソリン車との価格差が20~30万円未満となることがひとつのポイントになると推察します」としている。

エコカーの購入と利用に関する意識についてエコカーの購入について

 「エコカー購入時に比較検討したい車」についても調査を行っており、1位のトヨタ自動車「プリウス」、2位の本田技研工業「インサイト」は、ハイブリッド車の代表でもあり順当な結果とも言えるが、3位にはホンダ「フィット」、4位にはトヨタ「ヴィッツ」が入るなど、コンパクトカーの人気も高いことが分かる結果になっている。

 またソニー損保などが販売する、「ダイレクト(通販)型自動車保険について」は、「既にダイレクト型の自動車保険に加入している」は26.1%、「次の更新時に、ダイレクト型の自動車保険への見直しを検討したいと思っている」は14.0%の結果になっている。

エコカーのイメージエコカー購入時に比較検討したい車ダイレクト(通販)型自動車保険について

 

(編集部:谷川 潔)
2009年 8月 7日