1世帯当たりの自家用車保有台数が3年連続で減少
東京は1世帯あたり0.5台以下

2009年8月20日



 自動車検査登録情報協会は8月20日、2009年3月末の自家用車の世帯あたり普及台数を発表した。これによると、登録車と軽自動車を合わせた1世帯あたりの保有台数は1.086台。前年比0.009台減で、3年連続の減少となった。

 この調査は、同協会の「自動車保有車両数 月報」と、総務省の「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」をもとにしたもの。

 世帯数は前年の5232万4877世帯から5287万7802世帯へと例年どおり増加しているのに対し、自家用車の保有台数は前年の5727万7719台から5741万1148台への微増にとどまったため、1世帯あたりの保有台数が減った。1.086台の世帯あたり保有台数は、2001年と同レベル。

年月自家用乗用車の保有台数世帯数世帯あたり普及台数
2005年3月末5601万75535045万60151.110
2006年3月末5682万44895110万20051.112
2007年3月末5723万66205171万30481.107
2008年3月末5727万77195232万48771.095
2009年3月末5741万11485287万78021.086

 なお都道府県別の世帯あたり保有台数のトップ10は次のとおり。

1福井1.749台
2富山1.719台
3群馬1.676台
4岐阜1.665台
5山形1.653台
6栃木1.636台
7茨城1.621台
8長野1.584台
9新潟1.540台
10山梨1.533台

 また、世帯あたりの保有台数が1台以下の都道府県は次のとおり。

1東京0.497台
2大阪0.694台
3神奈川0.772台
4京都0.875台
5兵庫0.946台

(編集部:田中真一郎)
2009年 8月 20日