ゼンリンとソニー、PSP用ナビソフト「みんなのナビ」 ソニーのPND「nav-u」のナビゲーションエンジンを採用 |
ゼンリンとソニーは、PSP(プレイステーションポータブル)専用ナビゲーションソフト「みんなのナビ」を共同で開発し、11月5日に発売する。UMD2枚組で価格は8190円。
みんなのナビは、ソニーのPND(Portable Navigation Device)「nav-u」に使われているナビゲーションエンジンと、ゼンリンのPSP専用ソフト「みんなの地図」にも使われている地図データベースや詳細な徒歩ルート探索機能などをあわせ持ったナビゲーションソフト。カーナビゲーションとしてはもちろん、徒歩でのルート探索や道案内にも使うことができる。
GPSレシーバー「PSP-290」(別売、6000円)をつなげば、精度の高い測位が可能なほか、無線LANの電波情報により現在地を特定する技術「PlaceEngine」にも対応しており、GPS受信ができない所でも現在地の測位やルート案内ができる。
また、インターネット上の地図サービス「PetaMap(ペタマップ)」の情報をダウンロードすることで、UMDに収録されていないスポット情報など入手することができる。
歩行者ルート表示画面 | PSP画面イメージ(GPSレシーバー装着状態) |
■みんなのナビの特徴
操作系統はソニーのnav-uを踏襲した直感的なインターフェース。収録データをメモリースティック デュオやメモリースティック PRO デュオにインストールすることで、地図スクロールや操作のレスポンスを向上できる。
地図表示は、道路や歩道の幅、主要な建物の形まで分かる詳細地図を収録。2次元マップや3次元マップの表示、17段階の縮尺切り替え表示ができる。
ルート探索は、「住所」「電話番号」「施設」から目的地を検索でき、「推奨ルート」「有料道優先」「一般道優先」などの条件付きルート探索機能やオートリルート機能も備える。また、ジャンクションや交差点はイラストや拡大図を使った表示も可能。
他にも、歩道や横断歩道、地下街といった、歩行者ルート探索データも収録しており、歩行者ナビゲーションとしても利用できる。
約40万件のスポット情報や口コミ情報を持つ「PetaMap」と連携すれば、スポット情報を集めたガイドブックをメモリースティック デュオを介してPSPに持ち込んだり、さらにインターネットに接続して、現在位置周辺の100件までのスポット情報をダウンロードすることもできる。
(瀬戸 学)
2009年 8月 28日