メルセデス・ベンツ、「SLクラス」を一部改良 各種装備類などを充実しながら、価格は据え置き

SL 350

2009年9月15日発売
1200万円～2964万円

　メルセデス・ベンツ日本は9月15日、最高級ロードスター「SLクラス」を一部改良して発売した。価格は1200万円～2964万円。

　今回の一部改良では、各種装備類などを充実させながらも、価格を据え置きとした。具体的には、従来から標準設定している「盗難防止警報装置」に、車両ロック後に室内への侵入がないかを監視する「室内センサー」を追加。バリオルーフの開閉にかかわらず機能を有効にすることが可能で、車両安全性がさらに向上した。

　また、iPodやUSBオーディオ機器と接続し、曲名などをディスプレイに表示する「メディアインターフェイス」を全車標準装備とするほか、ステアリングの材質を本革からナッパレザーに変更。さらにクラッシュセンサー機能に万が一の場合に自動的にステアリングが上方に、シートが後方に移動する脱出サポート機能を追加した。

　designoプログラム/designoインテリアカラーには、レッドペッパー、クルクマ、アマレットの3色を新たに追加している。

　そのほか、ステアリング操舵角に応じてギア比とパワーステアリングのアシスト量を変化させる「ダイレクトステアリング」を、SL 350、SL 550、SL 600に標準装備した。

　また、旋回時やレーンチェンジ時に車体の動きと重量を感知し、サスペンションをアクティブに制御する電子制御式油圧サスペンションシステム「ABC(アクティブ・ボディー・コントロール)」をSL 350にオプション設定した。同システムを搭載することにより、ABC非装着車と比べてロール量を約60％低減するとしている。

SL 550の内装	SL 350の内装（AMGスポーツパッケージ）
iPodやUSBオーディオ機器と接続するメディアインターフェイスを全車標準装備