日産自動車の現地法人である北米日産自動車は11月24日（現地時間）、同社の燃料電池車（FCV）「X-TRAIL FCV」を、米カリフォルニア州に本拠を置くサクラメント・コカコーラボトリングに納車したと発表した。

　X-TRAIL FCVは高圧水素式燃料電池車で、水素と酸素を化学反応させて取り出した電気エネルギーを動力源とし、CO₂と排出ガスを出さない「ゼロ・エミッション」車。モーターの最高出力は90kW、最大トルク280Nmで、最高速度は150km/hというスペックを持つ。

　サクラメント・コカコーラボトリングは、このゼロ・エミッション車の利点を活かして、X-TRAIL FCVを同社の商品「コカコーラ・ゼロ」のプロモーションなどに活用していく。リース期間は1年間だが、2年延長することも可能だと言う。