ユピテルは、最上級のカーセキュリティシステム「Panthera（パンテーラ）」シリーズを一新し、12月1日より発売を開始した。パンテーラは、日本国内の駐車環境を踏まえて開発した高性能セキュリティシステムで、装着には専門の知識がいるため、専門の販売取付店での装着が必要となる。Z703、Z303、Z103の3グレードをラインアップし、価格はすべてオープンプライス。

フルカラーになったアンサーバックリモコン

　新型のパンテーラでは、従来からのアンサーバックリモコンにフルカラーELディスプレイを採用。パンテーラの多彩な機能を分かりやすく操作することができ、車両に異常があった場合、フルカラーのイラストで状況を知らせる。その通信距離は最大2000mで、実用通信距離としては、都市部（ビル街）で300m～1000m、郊外（住宅地）で400m～1500m程度とのこと。リモコンにバイブレーター機能も内蔵しており、マナーモードも設定できる。

　異常検知性能に関しては、人や物の接近に反応するワイドエリアマイクロ波センサーと、車両に加わった振動を検知するショックセンサーを相互に制御することで、誤作動を減らすスーパーアルゴリズムプログラミング機能や、警告・警報感度に超高感度警告を加えたトリプルゾーン（3種類の感度設定）の採用など、最上級グレードのカーセキュリティシステムにふさわしいきめ細かなセッティングと高い防犯能力を実現していると言う。

　また、車両盗難を防ぐイモビライザも2種類を標準装備。イモビライザ技術基準、道路運送車両法 盗難発生警報装置技術基準にも完全適合している。

　Z703、Z303、Z103のグレードによる違いは、標準で含まれる機能やIRセンサー、室内サイレンなどの差によるもの。いずれもオプションで追加可能なので、自分の使用環境に合わせた仕様に仕上げることができる。装備内容の詳細については、同社製品情報サイトを参照いただきたい。