綜合警備保障、カーセキュリティサービス「GUARD ONE」 異常事態発生時に通報、位置情報提供、ガードマン駆けつけ |
12月14日発売
3カ月:9135円
現場確認:1万500円~
綜合警備保障(ALSOK)は、カーセキュリティサービス「GUARD ONE(ガードワン)」を12月14日に発売する。
サービス料金は、1期3カ月で9135円、現場確認料金は1回1時間1万500円(上限は連続2時間まで)。そのほかに、加入手続き料金5250円と初期導入費用が必要となる。
ガードワンは、車両の盗難、車上荒らしなどの異常事態発生時に、ユーザーへの通報や位置情報の提供などを行うサービス。システムでは、空圧センサーにより車両のドア・トランク開放、エンジン始動、ガラス破壊(室内の空圧変化)、不正な車両移動、車両バッテリーの電圧低下などを監視。異常事態が発生するとユーザーや各関係機関に通報、ユーザーの要望により現場確認サービスも行う。
また、ユーザーのニーズに応じて、温度警報などの車両設備信号の監視や、業務用車両からの個人情報漏えい防止対策などにも対応する。
車両盗難は2003年の約6万5千件をピークに減少を続けており現在は3万件程度。一方で、車上荒らしは、依然年間15万件以上の被害が発生している状態。メーカー標準のイモビライザやカーアラームでは、車両盗難には効果があるものの、車上荒らしには十分効果が得られないためと言う。また、最近では個人情報の紛失、盗難被害等は、深刻な問題として扱われるケースが目立っている。
こうしたことを背景として販売先は現金や貴重品を車両運搬する法人全般、会社役員車両、タクシー会社、バス会社、個人ユーザーを想定している。
サービスは法人、個人、車種を問わず利用でき、提供エリアは全国となっているが、一部遠隔地、離島、およびKDDIの3Gネットワークのエリア外は対象外となる。
サービスに使われる機器は、ITS化に向けた双方向通信機能を備えているので、将来的にはオプションとして各種の自動車情報提供サービスを順次追加する予定としている。
●初期導入費用
基本セットの機器一式:10万2900円から
(大型車種には別途部品が必要)
●取り付け工賃の例
乗用車、国産車種:5万2500円
国産トラック4t未満:5万7750円
国産トラック4t以上:6万8250円
輸入乗用車:7万3500円(一部取り付け不可の車種あり)
(椿山和雄)
2009年 12月 10日