トヨタとフォルクスワーゲン、ディストリビューター契約を終了
2010年12月末まで

2009年12月22日発表



 トヨタ自動車とフォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は12月22日、1991年7月に調印したディストリビューター(販売代理店)契約を、2010年12月末をもって終了すると発表した。これに伴い、VGJは契約終了までにトヨタ系フォルクスワーゲン正規ディーラー「DUO(デュゥオ)」全店との直接契約を目指す。

 トヨタによるDUO事業は1992年からスタートし、全国88社、134店舗までネットワークを拡大してきた。2008年実績では、日本におけるフォルクスワーゲン車の販売台数4万5522台のうち、2万1774台を販売したと言う。

 今回の決定は、2008年秋の経済危機以降、フォルクスワーゲンAG(VW)が進めているグローバルな販売体制の見直しの一環として行ったもの。日本においても、ディストリビューターを置かずにVGJと全販売店との間で直接契約を結びたいとの申し入れがVWからあったと言い、トヨタ側はそれを受け入れた形となる。

 新体制に移行しても、これまで販売されたフォルクスワーゲン車のユーザーに影響を与えることなく、より一層の販売・サービスの充実を目指していくとしている。

(編集部:小林 隆)
2009年 12月 22日