クライスラー、「ジープ・パトリオット」2010年モデル アメリカ車初のエコカー補助金対象車 |
クライスラー日本は、コンパクトSUV「ジープ・パトリオット」の2010年モデルを2月1日から発売する。スポーツ、リミテッドの2グレードを設定し、ステアリングは右仕様のみ。価格はスポーツが291万9000円、リミテッドが331万8000円、342万3000円(パワーガラスサンルーフ装着)。
ジープ・パトリオットは、最高出力125kW(170PS)/6000rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/4500rpmの直列4気筒DOHC 2359ccエンジンを搭載。エンジンコントロールユニットのソフトウェアを変更し、10・15モード燃費を従来モデルの10.0km/Lから10.6km/Lに向上させた。これにより平成22年度燃費基準を達成し、アメリカ車で初のエコカー補助金(環境対応車普及促進対策費補助金)対象車となった。トランスミッションはCVTを組み合わせる。
リミテッド |
スポーツ |
スポーツ、リミテッド共通の変更点として、エクステリアでは17インチアルミホイールのカラーを変更するとともに、リアライセンスライトバーをグレーからボディー同色とした。
ボディーカラーはブリリアントブラックパールコート、インフェルノレッドクリスタルパールコート、ライトサンドストーンメタリッククリアコート、ストーンホワイトクリアコート、サンバーストオレンジパールコートのほか、ナチュラルグリーンパールコート、オプティックグリーンメタリッククリアコートの2色を新たに追加。
インテリアでは、センターコンソールのカップホルダーにイルミネーテッド機能を採用。革巻きパーキングブレーキハンドルやチップスタートを装備するなど、上質感を高めた。
安全装備では、フロントアクティブヘッドレストを新たに設定。後方からの衝撃時に自動的に作動し、後頭部とヘッドレストの間隔を最小限にすることで、前席乗員の頭部への負担を軽減する。
そのほか、スポーツモデルではボディー同色のドアハンドルを採用し、リミテッドは運転席にパワーシートを標準装備する。
サイズは4420×1810×1665mm(全長×全高×全幅)で、ホイールベースは2635mm。車両重量はスポーツが1530kg、リミテッドが1540kg。リミテッドのパワーガラスサンルーフ装着車は1550kg。
リミテッド | センターコンソールのカップホルダーはイルミネーテッド機能を装備し、夜間時の視認性を向上させた | マルチステージフロントエアバッグ(運転席/助手席)、サイドカーテンエアバッグはスポーツ、リミテッドともに標準装備 |
リアゲートに設けられるミュージックゲートパワープレミアムサウンドシステムは、リミテッドのみ標準装備 | スポーツのインテリア。シートアレンジによって長尺物を載せることも可能 |
なお、購入時に所定の契約料を支払うことで、新車購入から3年間、走行距離無制限で12カ月点検、24カ月点検のほか、対象項目の部品や油脂類を無料で規定の交換回数行う「メンテナンス フォー ユー」を受けることができる。また、新車登録時から3年間または6万kmの車両保険に、一定条件のもと基幹部位に対する保証を追加し、最長5年間または10万kmまでの保証や、24時間年中無休で緊急トラブルに対処する「24h FOR YOUアシスタンスサービス」を新車登録から3年間(走行距離無制限)適用する。
(編集部:小林 隆)
2010年 1月 21日