NEXCO中日本、「東名お正月渋滞減らし隊キャンペーン」の結果を公表
渋滞時間と渋滞量ともに約6%の削減効果と推計

2010年1月29日発表



 NEXCO中日本(中日本高速道路)は1月29日、「東名お正月渋滞減らし隊キャンペーン」の結果について発表した。

 東名お正月渋滞減らし隊キャンペーンは、年始に予測された東名高速道路(上り)厚木IC(インターチェンジ)~横浜町田IC間の渋滞を減少させるためのキャンペーンで、あらかじめ登録した高速道路利用者に渋滞予測情報をメールで知らせ、利用時間を混雑しない時間帯に変更した利用者に抽選で特典を与えることで、交通量の分散を図るもの。

 2010年のキャンペーン対象時間帯は、1月1日、5日が0時~14時/19時~24時、1月2日~4日が0時~10時/19時~24時となっており、総応募者数は前年比約3倍の6008名。実際の利用者は3016人で、そのうち約850人が混雑の予想される時間帯から、混雑しないと予想される時間帯に利用時間帯を変更したと言う。

 NEXCO中日本では、キャンペーン対象の日平均交通量が前年比で2.7%増加したにもかかわらず、日平均の渋滞量(渋滞長×渋滞時間÷2)が22.7%減少しており、アンケート調査した利用者の動向から、キャンペーン5日間の効果を、渋滞量・渋滞時間については6%の削減、CO2排出量については約4tの削減と推計している。

(編集部:谷川 潔)
2010年 1月 29日