トヨタ自動車は、「クラウン」の“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズ、ハイブリッドをマイナーチェンジし、2月8日より発売した。価格はエントリー価格を引き下げ、345万円～620万円。店頭発表会は、2月20日、21日を予定している。

　今回のマイナーチェンジでは、“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズの2.5リッター2WD車で、エンジン、トランスミッション、オルタネーターなどの制御を見直し、燃費を12.4km/L（0.4km/L向上）とした。これにより、「平成22年度燃費基準＋15％」を達成し、すでに取得している「平成17年基準排出ガス75％低減レベル」とあわせて、エコカー減税（50％減税）に適合する。またすべての2.5リッター車で、燃料をレギュラーガソリンへと変更した。

　エクステリアでは、全車でフロントバンパー・グリル・フォグランプ、リアコンビランプ、ルーフアンテナなどの意匠を変更。“ロイヤル”シリーズでは、水平基調のフロントバンパーを採用し、ワイド感を強調し存在感を高め、“アスリート”シリーズでは、フロントバンパー両サイドのロアグリルの大型化、メッキ加飾を施したリアコンビランプ、アルミホイールの意匠変更などにより、よりスポーティ感を強調した。またハイブリッドについては、デザインのベースを“アスリート”シリーズから“ロイヤル”シリーズへ変更している。

　インテリアでは、木目調パネルの模様・仕上げの変更や、インパネ下部の色調を明るめに変更している。また、ステアリングスイッチ・シフトレバーの周辺やアームレストの一部にシルバー加飾を施したほか、シート表皮（ファブリック）の柄を変更している。

　また、HDDカーナビは、目的地の目の前まで案内する機能や、有効期限の近づいたETCカードを挿入すると有効期限を音声案内する機能を搭載したほか、携帯型オーディオプレーヤーの接続が可能なUSB端子をコンソールボックス内に標準装備（ナビ装着車のみ）している。

　“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズの2.5リッター車に、装備を厳選した “スペシャル パッケージ”、HDDカーナビを標準装備した“スペシャルナビパッケージ”を新たに設定。また、ハイブリッドに“Lパッケージ”“Gパッケージ”を新設定し、ラインアップを充実させている。

　あわせて、ウェルキャブ（メーカー完成特装車）についても、ベース車と同様の改良を施している。

　車両の詳細と価格は以下のとおり。

■“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズ

クラウン3.0ロイヤルサルーンG（シルキーゴールドマイカメタリック）	クラウン3.0ロイヤルサルーンG（シルバーメタリック）	クラウン3.0ロイヤルサルーンGインテリア（シェル）
クラウン3.5アスリート（ブラック）	クラウン3.5アスリート “Gパッケージ”（シルバーメタリック）
クラウン3.5アスリート “Gパッケージ”（ダークブラウン）	スポーツサスペンション、フロント（写真左）とリア（写真右）

■ハイブリッド

クラウンハイブリッド（ライトブルーマイカメタリック）	クラウンハイブリッド“Gパッケージ”（プレミアムシルバーパール）
クラウンハイブリッド“Gパッケージ” インテリア(本革：ダークブラウン）		パワースイッチ

■ウェルキャブ