ビートソニック、先代プリウスをプラグインハイブリッド化するキット バッテリーを交換し、家庭用コンセントからも充電可能に |
ビートソニックは、米Plug-In Conversionsと、日本仕様のトヨタ「プリウス(20系)」を家庭で充電可能な、プラグイン・ハイブリッドカーに改造するシステムを開発し、3月1日より予約受付を開始する。キット価格は144万9000円で、取り付け費は別途かかる。
これは、プリウスのバッテリーを約5倍の容量のバッテリーに交換し、家庭用コンセントからも充電を可能にするというもの。古くなってメーカー保証の切れたプリウスをターゲットとし、バッテリーを交換することでリフレッシュするとともに利便性を向上。車両自体の寿命を延ばすことができるとしている。
使用するのは、純正と同じニッケル水素電池で、家庭用のコンセントから約6~8時間でフル充電が可能。フル充電では、約40kmをほぼ電気のみで走行できると言う。すでに、アメリカ、オーストラリア、香港では発売され、公道走行も行われているもので、同社では日本仕様車と日本の車検項目に適合するよう改良を進めていた。すでに車検のめどは付き、現在はプラグ受け口の金型を製作していると言う。
装着可能なのは、20系のプリウス(NHW20、2003年9月~2009年4月登録)で、キット内容には、大容量ニッケル水素バッテリー(駆動用6.1kWh)、駆動用バッテリー充電器、サブ充電器、コンセント端子、充電ケーブル、操作パネルに加え、リアサスペンション強化スプリングなども含まれる。装着やアフターサービスを受けられる販売店は、現在ホワイトハウス(愛知県、岐阜県、三重県)の1社のみだが、今後増やしていく方針だとしている。
(瀬戸 学)
2010年 2月 15日