ケンウッド、iPodやUSBメモリーに対応した「I-K99」「I-K77」「I-K55」
iPod接続ケーブルを標準で付属、動画表示可能なTFTモニター装着モデルも

I-K99

2010年3月上旬~発売
I-K99:4万2000円
I-K77:3万1500円
I-K55:2万6250円



 ケンウッドは、iPodやiPhone、USBメモリーなどに対応した1DINサイズのメインユニット「I-K99」「I-K77」「I-K55」を3月上旬より順次発売する。価格はそれぞれ4万2000円、3万1500円、2万6250円で、I-K77とI-K55が3月上旬発売、I-K99が5月中旬発売となっている。

 I-K99、I-K77、I-K55の3機種は、いずれもiPod接続ケーブルが付属し、iPod接続時にiPodからでも操作可能にできるコントロールハンドモードを搭載する。表示部は機種によりことなるが、いずれも日本語表示にも対応。USB端子によりUSBメモリーを接続することもできる。また、I-K99とI-K77ではiPodのキー配置に準じたキーレイアウトを採用するなど、デジタルメディアでの使い勝手を向上したモデルとなっている。3機種いずれも最大出力50W×4のアンプを内蔵する。

I-K77I-K55

I-K99
 I-K99は、iPodやiPhone、USBメモリーといったデジタルメディアの再生に特化したデジタルメディアレシーバー。音声はMP3/WMA/AAC/WAVに、映像はMPEG-4(H.264)/WMVに対応する。本体表示部には3インチのフルカラーTFTモニターを採用し、iPodやUSBメモリーに収録された動画ファイルの再生が可能。さらにiPod/iPhoneの映像は、外部モニターへの出力も可能となっている。

 TFTモニターは、音楽選択時に「タイトル」「アルバム」「アーティスト」などを表示でき、選択時には文字情報を重視した「日本語6行表示」、再生時には「日本語5行+タイムコード&バー表示」、「アルバムアート表示」など、多彩な表示が可能となっている。本体にメモリーを内蔵しており、USBから音楽や動画、静止画を取り込んで再生することができる。内蔵するメモリー容量は現在未定で、決定ししだいWebサイトで情報を公開するとしている。

I-K77
 I-K77は、MP3/WMA/AAC対応CD/USBレシーバー。表示部にはコントラストを改善し視認性を高めたディスプレイを採用。音楽選択時には情報量の多い「5行表示」、音楽再生時には、情報量優先の「4行表示」(ステータス表示なしの場合、5行表示も可能)と、文字サイズが大きく見やすさを重視した「3行表示」をセレクトできる。

 そのほか、イルミネーションカラーについては、プリセットカラー10色以外に、赤、緑、青の3色を10段階で調節することで、約1000色から設定できるユーザー設定が可能な「バリアブルカラーイルミネーション」機能を備える。キーやノブの操作や音のレベルに合わせてイルミの輝度が変化する「アドバンスト・イルミネーション・エフェクト」や、ユーザーの操作を補助する「ガイダンスイルミネーション」を搭載している。

I-K55
 I-K55は、MP3/WMA/AAC対応CD/USBレシーバー。USB端子をフロントに設け、さらに端子部にはスライドカバーとイルミネーションを設け、利便性を向上している。表示部は日本語表示に対応し、高輝度・高視野角のFULL DOT FL表示管を採用している。また、ボリュームの調節や曲の検索など、キーやボタンの操作で光が点滅する「アドバンスト・イルミネーション・エフェクト」や、ユーザーの操作を補助する「ガイダンスイルミネーション」、音のレベルに合わせてイルミが変化する「ミュージックシンク」を搭載している。

(瀬戸 学)
2010年 2月 18日