トヨタ、豊田社長自身が公聴会出席へ

2月17日の会見での豊田社長(右)と佐々木副社長

2010年2月18日(現地時間)



 トヨタ自動車の米国法人は2月18日(現地時間)、トヨタ自動車の豊田章男社長が、米国で2月24日に開催される公聴会に出席すると発表した。

 この公聴会は、同社の一連のリコール問題について、米国議会下院の監視・政府改革委員会が開催するもの。

 豊田社長は17日の記者会見で、公聴会への出席について「公聴会には米国法人の稲葉社長が召喚されている。私は北米の経営陣に多大な信頼をおいており、彼らは議会の懸念に十分答えられると考えている。社内での変革を確実に実行することを優先しており、本社から稲葉社長を全面的にバックアップする」と答え、要請がなければ訪米しない方針を明らかにしていた。

 その後、監視・政府改革委員会のタウンズ委員長が豊田社長に公聴会への出席を要請。豊田社長はこれを承諾した。リリースで豊田社長は「議会と米国の人々に、直接お話できるのを楽しみにしている」と述べている。

(編集部:田中真一郎)
2010年 2月 19日