GM、「シボレー コルベットZR1」を日本導入 V8/6.2リッター、最高出力647PSのフラッグシップモデル |
エキゾーストパイプは、4インチ径の左右4本出し |
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは、「シボレー コルベットZR1」(2010年モデル)を日本導入し、8月に発売する。左ステアリング仕様のみで価格は1490万円。
コルベットZR1は、歴代コルベットの中でも最強のパフォーマンスを持つモデル。最高出力476kW(647PS)/6500rpm、最大トルク819Nm(83.5kgm)/3800rpmのV型8気筒 6.2リッタースーパーチャージャー付きエンジンを搭載する。このエンジンは米国ミシガン州ウィクソンのパフォーマンスビルドセンターで手作業で組み立てられる。トランスミッションは6速MTで、駆動方式は2WD(FR)。
この強大なパワーを受け止めるため、タイヤサイズは前285/30 ZR19、後335/25 ZR20となっており、ホイールはZR1専用の20本スポーク・シルバー・ペインテッド・アルミホイール、タイヤも専用に開発されたミシュランのPilot Sport 2を装着。6速MTにはローンチコントロールも搭載されている。
ボディーサイズは、4476×1929×1236mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2685mm。コルベット Z06同様のアルミニウムフレームと、透明ポリカーボネイトのウィンドー付きカーボンエンジンフード、カーボンフロントフェンダーなどにより1512kgの車重を実現。単純計算で、パワーウエイトレシオは約2.34kg/PSとなり、加速性能も0-60mph(0-96km/h)が3.4秒、0-100mph(0-161km/h)が7.0秒、0-1/4マイル(0-400m)が11.3秒、最高速は205mph(330km/h)となる。
サスペンションは前後ダブルウィッシュボーンで専用のレーシングレベルサスペンションを持つほか、磁性流体により減衰力を可変するマグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール付きのダンパーを装備。ブレーキにはブレンボ製のカーボンセラミックローターとフロント6ピストン、リア4ピストンの大型キャリパーを装備し、ニュルブルクリンクのタイムは7分26秒4だと言う。
(編集部:谷川 潔)
2010年 2月 25日