トムス、マークX用車高調整式サスペンション 「アドヴォクス」と「アドヴォクス スポーツ」 |
トムスは、トヨタ「マークX(GRX130/133)」用コイルダンパーユニット「Advox(アドヴォクス)」と「Advox-Sports(アドヴォクス スポーツ)」を発売した。価格はそれぞれ35万7000円と27万900円で、いずれも250G(Sパッケージ除く)用と350G系および250G Sパッケージ用の2種類をラインアップする。
アドヴォクスは、新機構アドヴォクス・システム(特許出願中)により、操縦性と乗り心地、コーナリングとスタビリティを高次元でバランスさせたと言うネジ式車高調整式サスペンション。ダンパーはアルミ鍛造シェルケースを用いたシングルチューブとツインピストンを組み合わせたもので、一般的に用いられるフリーピストンではなく、ラバーチャンバーを採用。さらにガス圧も低圧とすることでフリクションを低減している。
また、スプリングとロアシートの接触面にテフロンシートを用いるなどのこだわりにより、運動性能とコンフォート性能を両立したと言う。耐久性も確認済みで、1年間もしくは2万kmの保証がつく。
アドヴォクス スポーツ |
アドヴォクス スポーツは、ラバーチャンバーなどの機構はアドヴォクスそのままに、ケースをスチールとすることでコストパフォーマンスをアップしたもの。保証も1年間、もしくは2万kmとなる。
いずれも推奨車高はノーマル比-25mmで、そこから-5~+10mmまでが許容範囲だとしている。また、AVS装着車に装着した場合、AVS機能が使用できなくなる。
(瀬戸 学)
2010年 3月 5日