アルパインは、トレードインタイプのスピーカー「DDリニアスピーカー」4製品を3月下旬より発売する。価格は2万1000円～3万2550円。また、「プリウス」（30系）と、「アルファード」「ヴェルファイア」用のサウンドコントロール・パネルも4月に発売。価格は9975円、1万3440円。

■スピーカー
　DDリニアスピーカーは、ウーファー径17cmのセパレートタイプ「DDL-RT17S」とコアキシャル（同軸）タイプ「DDL-RT17C」、ウーファー径16cmのセパレートタイプ「DDL-RT16S」とコアキシャル（同軸）タイプ「DDL-RT16C」4製品。いずれもウーファー部に上級モデルで採用しているダブルギャザードエッジを採用し、低域の量感、レンジ間の拡大を図ったほか、中高域に関しても振動板形状の変更で芯のあるしっかりした中高域再現力を向上させたとしている。

DDL-RT17C	DDL-RT16S	DDL-RT16C

　セパレートタイプでは、周波数帯域を分割するネットワーク部に2種類の特性の異なる音響用コンデンサーを採用。これにより中高域のスピード感と力強さを再現すると言う。

　コアキシャルタイプでは、ロータリーホーンツィーターを採用。スピーカーコイルと音響用コンデンサーの組み合わせにより、ホーンツィーターの特性にあわせた－12dB/octのカットオフスロープを採用。つながりのよいサウンドを実現すると言う。

　セパレートタイプ、コアキシャルタイプとも5段階の高域レベル調整（0dB/oct、－1.5dB/oct、－3dB/oct、－4.5dB/oct、－6dB/oct）ができ、セパレートタイプにおいては、ツィーターとウーファーの取り付け位置の距離差から発生する位相ズレを補正するための位相切り替え機能を備える。

周波数帯域を分割するネットワーク部。左がセパレートタイプ用で、右がコアキシャルタイプ用。手前に5段階の高域レベル調整を行うジャンパーピンがある。セパレートタイプ用のみ、奥に位相切り替えのジャンパーピンを持つ

　各製品の仕様は下記のとおり。

■サウンドコントロール・パネル
　サウンドコントロール・パネルは車種別に専用設計された樹脂製パネル。車のドアの開口部（サービスホール）に貼り付けることで、ドアをエンクロージャーとして利用でき、簡単・確実に高音質を楽しめるとしている。プリウス用はフロンドア左右分4枚が1セット、アルファード/ヴェルファイア用はフロントドア左右分6枚が1セットになる。