三菱重工業、アンテナ分離型DSRC車載器「MOBE-1000」
ETC機能に加え、スポット通信など次世代サービスに対応

MOBE-1000

2010年3月31日発売
3万円



 三菱重工業は、従来のETC車載器が持つ高速道路料金支払い機能に加え、DSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)を用いた「スポット通信サービス(DSRCサービス)」に対応するアンテナ分離型DSRC車載器「MOBE-1000」を3月31日に発売する。価格は3万円。

 MOBE-1000は、同社のETC車載器MOBEシリーズと同様のラウンドデザインを採用し、アンテナ部にはETCカードの挿入状態を知らせるLEDを内蔵。アタッチメントを用いずに、フロントガラスやダッシュボード上に取り付けができるようになっている。

 本体サイズは80×122×18mm(幅×奥行き×高さ)、アンテナ部のサイズは30×30×12mm。アンテナとの接続ケーブル長は3.5mで、本体色はブラックのみ。DC12V/24Vに対応する。

 スポット通信サービスは、現時点で首都高速の32カ所、阪神地区の5カ所、名古屋地区の2カ所で、画像と音声による交通情報の提供が行われている。MOBE-1000では今秋発売予定の発話ユニットと組み合わせることで音声情報サービスを、接続可能なカーナビとの連動で画像・音声サービスを利用できる。接続可能なカーナビについては、同社のETC車載器のWebサイトで順次公開するとしている。

(編集部:谷川 潔)
2010年 3月 11日