JAF、自動車税制の抜本的な見直しを求める声明を発表 自動車関連諸税に関するアンケートでは約6割が「政府の方針に反対」 |
2010年3月23日発表
JAF(日本自動車連盟)は3月23日、自動車関連諸税に関するアンケート調査の結果を発表するとともに、自動車税制の抜本的な見直しを求める声明を発表した。
アンケート調査は、2010年2月26日~27日の日程で全国の20歳以上の自動車ユーザーを対象にインターネット調査を実施。有効回答者数は2066人。
質問は2つで、1つ目の質問は「民主党のマニフェストでは暫定税率を廃止し、2.5兆円の減税を実施するとしていたが、政府は来年度の税制改正において、暫定税率の制度自体は廃止するものの、当分の間は一部を除いて現在の税水準を維持するとし、結果的に現行と変わらない税負担になることを知っているか?」という内容のもの。
回答では、「よく知っている」が15.6%、「ある程度知っている」が51.4%と、67.0%のユーザーが認知していることが分かった。
2つ目の質問は「こうした政府の方針についてどう考えるか?」というもので、「政府の方針に賛成である」が17.0%だったのに対し、「政府の方針には反対である」が57.7%、「わからない」が25.3%と、およそ6割のユーザーが反対しているという結果となった。
これを受け、JAFは「暫定税率はすでにその課税根拠が失われており、また暫定税率を維持することは、単に国の税収減の補填を何の説明もないまま、一方的に自動車ユーザーだけに強いるものであり、納税者である自動車ユーザーは到底納得できるものではない」とし、暫定税率については制度だけではなく、税率そのものを廃止し、その上で自動車税制の抜本的な見直しを検討するよう求めている。
(編集部:小林 隆)
2010年 3月 24日