フォルクスワーゲン、ゴルフのエントリーモデル「ゴルフ TSIトレンドライン」
1.2リッターのダウンサイジングエンジン搭載

ゴルフ TSI トレンドライン

2010年4月9日発売
257万円



テールランプはブラックアウトされたTSIハイラインとは異なり、TSIコンフォートラインと同様のもの

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、最量販モデルのゴルフに1.2リッターターボエンジンを搭載したエントリーグレード「ゴルフ TSIトレンドライン」を追加し、4月9日より発売する。価格は257万円。

 現行のゴルフは、2009年4月から販売を開始した6代目となるモデル。ゴルフは、JAIA(日本自動車輸入組合)が発表する「輸入車モデル別新車販売台数順位」において2003年から7年連続で「国内販売輸入車No.1 モデル」となっている。

 今回追加されるTSIトレンドラインは、新開発エンジンである、直列4気筒 SOHC 8バルブ 1.2リッター インタークーラー付きターボを搭載。これは同社が推進するダウンサイジングコンセプトの最新エンジンであり、最高出力77kW(105PS)/5000rpm、最大トルク175Nm(17.8kgm)/1550-4100rpm、を発生。1.2リッターのエンジンでありながら、1.8リッター自然吸気エンジン相当のトルクを実現している。

 この新エンジンと組み合わされるトランスミッションは、デュアルクラッチATの7速DSGで、燃費は10・15モード走行で17.0km/L。国内の排ガス規制に適応したエンジンコントロールユニットを新規に開発し、低排出ガス車(4つ星)に対応するとともに平成22年度燃費基準+25%を達成。「ゴルフTSIコンフォートライン」「ゴルフ ヴァリアントTSIトレンドライン」に続きエコカー減税(環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置)75%減税、エコカー補助金(環境対応車への買い換え・購入に対する補助制度)対象の3番目のモデルとなる。

 減税および補助金額は、エコカー減税で13万3700円、エコカー補助金で10万円。車齢13年超の廃車を伴う場合エコカー補助金は25万円となり、合計で最大で38万3700円の優遇が受けられる。

 ボディーカラーは、キャンディホワイト、トルネードレッド、シャドーブルーメタリック、アマリリスレッドメタリック、ディープブラックパールエフェクト、シャークブルーメタリック、リフレックスシルバーメタリックの7色。エントリーモデルでありながら、フロントエアバッグ(運転席/助手席)、ニーエアバッグ(運転席)、サイドエアバッグ(前席/後席)、カーテンエアバッグなど9つのエアバッグと、ドライバー・ステアリング・リコメンデーション付きESP(エレクトロニック・スタビリゼーション・プログラム)など、安全装備はクラス水準を大きく上回ると言う。

フロントエアバッグ(運転席/助手席)、ニーエアバッグ(運転席)、サイドエアバッグ(前席/後席)、カーテンエアバッグなど9つのエアバッグを装備

(椿山和雄)
2010年 3月 25日