新日本石油、近未来型のサービスステーション「創エネSS」をオープン
太陽光発電を行い、電気自動車充電器も2基設置

創エネSS Dr.Driveセルフ豊明栄店

2010年3月26日オープン



 新日本石油は3月26日、近未来型のサービスステーション「創エネSS」 Dr.Driveセルフ豊明栄店(愛知県豊明市梶田15-1)をオープンした。

 創エネSSのDr.Driveセルフ豊明栄店は、「翼」をイメージさせるキャノピーデザインと太陽光発電モジュールが持つ先進性を調和させたと言うデザインが施された「次世代サービスステーションのコンセプトモデル」。キャノピーとは、給油エリアの雨よけのための屋根で、ここに光透過型を含む太陽光発電モジュールを設置する。サービスルームの屋根にも、太陽光発電と太陽熱空調をハイブリッド化した「ルーフインテグレートシステム」を設置し、発電容量は19.7kW。

給油機の上部の屋根がキャノピーと呼ばれる部分。このキャノピーに透過型太陽光発電モジュールを装備する

 Dr.Driveセルフ豊明栄店には、給油スタンドを8基設置するほか、電気自動車用充電器を2基(単相200V)設置。太陽光発電によって得られた電力はサービスステーションで使用する電力の一部として利用するほか、電気自動車用充電器にも利用される。

 同社では、光透過型太陽光発電モジュールと太陽熱空調による消費電力の低減を、同規模のサービスステーションと比べて約12%、年間約14tのCO2排出量削減が可能と試算している。

イメージイラスト。キャノピー以外にサービスルームの屋根にも太陽光発電モジュールが取り付けられているのが分かる

(編集部:谷川 潔)
2010年 3月 26日