トヨタ、法人向けテレマティクスサービス「G-BOOK BIZ」
トヨタレンタリース店で提供を開始

G-BOOK BIZの車載器

2010年3月30日開始



 トヨタ自動車とトヨタメディアサービスは、カーリースを利用する法人客向けに、運行管理業務を支援するテレマティクスサービス「G-BOOK BIZ(ジーブック ビズ)」を開発し、3月30日よりトヨタレンタリース店を通じてサービス提供を開始する。

 G-BOOK BIZは、専用の車載機で収集した車両の走行情報や位置情報を、テレマティクスサービス「G-BOOK」のセンターに送信し、センターから専用のWebサイトを通じ、ユーザーに提供するサービス。走行距離・走行時間・駐車位置などの情報を運転履歴として自動で登録し、運行管理業務の精度向上と大幅な工数削減が期待できるとしている。

 そのほかG-BOOK BIZでは、シートベルトの非装着、長時間の連続運転などの履歴を記録した運転診断レポートを作成することができ、ドライバーが極端にスピードを上げたり減速させたりすると、車載機本体から警告音を発して注意を促す機能を備える。また、車両盗難時の位置追跡・警備員派遣サービスも用意しされている。

 このG-BOOK BIZの利用は、カーリース契約時にG-BOOK BIZを特別仕様として含めた内容で行い、利用料金はカーリース料金に含めて、月次での支払いとなる。参考価格として、月額2500円程度(税抜き、車載機価格を含めた60カ月リース契約の場合)が目安として発表されている。

G-BOOK BIZのデータフローイメージ図。車載機からの情報をG-BOOKセンターに一度集め、ユーザーが閲覧可能なWebサイトに転送する日次の運転診断レポート。最高速度や急加速などのほか、急加速、急減速、ヒヤリハットなど車の動きが解析され、地図上にも表示

(編集部:谷川 潔)
2010年 3月 29日