フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは4月8日、「Follow the Beatキャンペーン」を締めくくるレセプションパーティーを、東京 汐留のコンラッド東京で開催した。

　同キャンペーンは「アルファ ロメオ ブレラ イタリア インディペンデント」の発売を記念したもの。ブレラ イタリア インディペンデントは、「ブレラ 3.2 JTS Q4 Q-トロニック」をベースに、イタリアのファッションブランド「イタリア インディペンデント」とコラボレーションして作り上げられた特別仕様車で、全世界で900台限定で販売される。価格は630万円。

　ケブラーやゴアテックス、カーボンファイバーなどの新素材と、麻やカシミヤ、レーヨンなどの伝統的な素材を組み合わせるイタリア インディペンデントの手法をイメージし、ブレラ イタリア インディペンデントはボディーカラーにマット仕上げのダークチタニウムを採用し、インテリアにはフラウのレザーとカーボン、アルミを組み合わせた。ブレラ イタリア インディペンデントの詳細については関連記事を参照されたい。

ブレラ イタリア インディペンデントはコンラッド東京のエントランスで展示された。マットペイントのボディーの存在感が多くの人の目を引いた
ブラックのトリムに赤いステッチが映える内装。ステアリングとコンソールにはカーボンカバーが付く。トランスミッションはトルクコンバーター式の6速AT「Q-トロニック」

エンジンは3.2リッターV型6気筒DOHC 24バルブで、最高出力は191kW（260PS）/6300rpm、最大トルクは322Nm（32.8kgm）/4500rpm。4輪を駆動する

　Follow the Beatキャンペーンは、ブレラ イタリア インディペンデントが東京、名古屋、大阪を訪れ、プロモーションを繰り広げるもの。各地のヒルトン・ホテルでレセプションパーティーを開き、キャンペーンサイトに登録した人を招待する。パーティーではブレラの紹介のほか、ブレラに同行する2人のプロ・ダンサーによるタップダンスなどのアトラクションが用意される。欧州でも同様のキャンペーンが行われ、日本ではそれに引き続いて開催された。

　コンラッド東京でのパーティーは、このキャンペーンのフィナーレを飾るもの。大勢の招待客と報道関係者が詰めかけたコンラッド東京26階の会場では、キャンペーンで訪れた各地で撮影された映像が流され、タップダンスも行われた。

　またこの日は、イタリア インディペンデントのラポ・エルカーン社長と、ブレラのデザインを手がけたファブリツィオ・ジウジアーロ氏がシークレット・ゲストとして登場した。

　エルカーン氏はフィアットのジョバンニ・アニエッリ元会長の孫。フィアットで働いていた頃はマーケティングを担当し、低迷していたフィアットの復活に一役買ったことで知られている。フィアット退社後に起こしたイタリア インディペンデントでも、フィアットブランドのアパレルを発売するなど、フィアット グループとのコラボレーションを行っている。エルカーン氏は自動車メディアとともにパーティーに招待された、ファッション誌やライフスタイル誌の関係者に注目を浴びていた。

会場はコンラッド東京28階のバー・ラウンジ。ライブ演奏やタップダンスのパフォーマンスも

フィアット グループ オートモービルズ ジャパンのヘグストロム社長（右）とティツィアナ・アランプレセ カントリーマネジャー	エルカーン氏（左）とジウジアーロ氏