BMW、メンテナンス・プログラム「サービス・インクルーシブ」を改定
MINI専用プログラムも含め、3年または20万kmまで規定のメンテナンスサービスを適用

2010年6月1日から適用開始



 ビー・エム・ダブリューは4月26日、規定のメンテナンスサービスを受けられるメンテナンス・プログラムを改定し、6月1日以降の登録車両からオプション設定すると発表した。プログラムの種類はBMW専用の「BMW サービス・インクルーシブ」と、MINI専用の「MINI TLC.」(テンダー・ラビング・ケア)の2つ。主な車種のプログラム料金は次のとおり。

シリーズ名価格
1シリーズ6万2000円
3シリーズ6万6000円
5シリーズ7万6000円
6シリーズ
7シリーズ8万1000円(760Liは8万9000円)
MINI(全モデル)5万6000円

 サービス・インクルーシブとテンダー・ラビング・ケアは、新車購入時にあらかじめ費用を払っておくことで、3年もしくは20万kmまでエンジンオイル、エンジンオイルフィルター、スパークプラグ、マイクロフィルター、エアフィルターの交換を全国のBMWディーラーで何度でも行えるというもの。ブレーキ液交換は1回、ワイパーブレードラバーは2回までの交換と定められる。交換時期は、走行距離、経過時間、走行パターンによって適切な点検時期や点検項目を表示するCBS(コンディション・ベースド・サービス)によって決定する。

 サービス・インクルーシブは2009年2月から設定されており、従来では5年間のサポートを受けられる内容だった。今回発表した新プログラムでは3年に短縮されるものの、新たに2回の12カ月点検費用を含んだ形でサービスを提供し、利便性の高いものとした。

 120iを例に挙げた同社の試算では、2回の12カ月点検費用を含めた3年間のメンテナンス費用の標準金額を9万6857円と想定した場合、年間約1万km走行するユーザーで3年間当たり36%、年間1万8000km走行するユーザーで57%のメンテナンス費用を軽減できると言う。

 同社のWebサイト上のサービス・インクルーシブの紹介ページでは、各モデルごとの価格表などが掲載されているので、詳しくはそちらを参照のこと。

(編集部:小林 隆)
2010年 4月 27日