日産と三菱、「箱根EVタウンプロジェクト」に参加
EVで環境保全と観光振興を推進

2010年4月27日発表



 日産自動車と三菱自動車工業は4月27日、「箱根EVタウンプロジェクト」への参加を発表した。

 同プロジェクトは、電気自動車(EV)による箱根での自然環境保全と観光振興の両立を目標としたもの。合わせて箱根をEVのショーケースとする。神奈川県、箱根町、日産自動車がコアメンバーとなり、三菱自動車工業、箱根町観光協会、箱根温泉旅館協同組合、箱根プロモーションフォーラム、日本総合研究所らによる箱根EV普及推進ネットワークを設立する。

 具体的には箱根での移動手段のEV化、新旅行商品の開発などによるEVと鉄道の連携利用促進、太陽光発電などの再生可能エネルギー導入促進を図る。

 当面は移動手段のEV化に重点を置き、EV観光タクシー、EVレンタカー、EVシェアリング、EVバイクの導入と充電インフラ整備などを行う。

 日産自動車は企画・推進の役割を担い、まずは小田原・箱根湯本まで公共交通機関やマイカーで来る観光客などに、EVレンタカーによる箱根観光を呼びかける。また三菱自動車は同社のEV「i-MiEV」のEVレンタカー、EVシェアリングの実績やノウハウをプロジェクトで活用する。

(編集部:田中真一郎)
2010年 4月 27日