メルセデス・ベンツ日本は5月11日、メルセデス・ベンツCクラス セダンのトップパフォーマンスモデル「C 63 AMG」の出力をさらに高めた特別仕様車「C 63 AMG Performance ＋（パフォーマンス プラス）」を発売した。限定25台のみの販売で、価格は1250万円。ステアリング位置は左右から選択可能。

　C 63 AMGは最高出力336kW（457PS）/6800rpm、最大トルク600Nm（61.2kgm）/5000rpmを発揮するV型8気筒DOHC 6208ccエンジンを搭載するが、パフォーマンス プラスは同エンジンにSLS AMGに用いられた鍛造成形軽量ピストンやコンロッド、クランクシャフトなどのスペシャルパーツを組み込んだ。これにより、最大トルクは変わらないものの、最高出力が358kW（487PS）/6800rpmと、30PS向上。最高速はC 63 AMGの250km/hから280km/hまで高められたほか、0-100km/h加速は4.4秒というスペックを誇る。トランスミッションは7速ATで、後輪を駆動する。

　フロントブレーキはアルミコンポジット構造を採り入れた放熱性の高いAMG強化ブレーキシステムを装備するほか、旋回時のコントロール性を高めるリミテッド・スリップ・デフなどを採用し、運動性能の向上も図る。

　エクステリアではレッドペイントのブレーキキャリパー、マットブラックペイント/ポリッシュドリム仕上げの19インチマルチスポーク鍛造アルミホイール、カーボン製トランクリッドスポイラーリップなどの専用装備が奢られる。

　ボディーカラーはファイアオパール、カルサイトホワイト、オブシディアンブラック、インディゴライトブルー、タンザナイトブルー、キューブライトブラウン、テノライトグレー、イリジウムシルバー、パラジウムシルバー、パールベージュ、サニディンベージュの11色。

　インテリアは、ダッシュボードやドアトリム上面、センターアームレストの表面にナッパレザーを使用するとともに、専用ステッチをあしらった「スペシャルナッパレザーインテリアトリム」を採用。本革とアルカンタラを組み合わせた「AMGパフォーマンスステアリング」も装備する。

　内装色は3色。カラーによってステッチカラーの組み合わせが変わり、組み合わせは次のとおり。