三菱、クルマと長く安心して付き合う「三菱愛着プロジェクト」
最長10年または10万kmまでの保証は国内メーカーで初

2010年6月5日開始



 三菱自動車工業は、最長10年10万kmの特別保証などを盛り込んだ「三菱愛着プロジェクト」を、6月5日から開始する。

 三菱愛着プロジェクトは、地球環境問題を背景にさまざまな商品の長期保有傾向が高まっていることから、「クルマと長く安心して付き合う」ことを念頭に置いた取り組みで、「最長10年または10万Km特別保証延長」「リフォームサービス」「愛着クーポン」という、3つのサービスの総称。

 「最長10年または10万Km特別保証延長」は、従来では「5年または10万km」としていた特別保証を、「最長10年または10万km」まで延長するというもので、期間内に対象部品が不具合を起こした際、無償で交換できる。最長10年または10万kmまで保証するのは、国内メーカーでは初と言う。

 三菱販社で新車を購入し、かつ5年目以降の車検入庫時に保証延長点検(24カ月点検相当)を受けることが条件。6月に販売する車両から適用するが、すでに発売しているRVR、i-MiEVについてはさかのぼって適用する。保証対象部品は次のとおり。

・エンジン機構
・動力伝達機構
・ステアリング機構
・ブレーキ機構(軽自動車除く)
・サスペンション機構
・排出ガス浄化機構
・電子制御機構
・乗員保護機構
※除く、各パッキン、ガスケット、オイルシール、Oリング、コーションプレート、ドレインプラグ、オイルフィラーキャップ、パイプ、各種ホース、ブーツ、グロメット、ブッシュ、各種センサー類、各種リレー類、重要機能を持たないカバーおよびその取付ボルト、ナットなど

 「リフォームサービス」は新車・中古車問わず三菱車全車を対象に、ボディコーティング、ルームクリーニング、ヘッドライトコーティング・ホワイトバルブ交換、フロアマット交換、室内消臭など、経年劣化のリフレッシュメニューや車内外の改装を実施。サービスは全国の三菱販社で受けられる。

 この「リフォームサービス」の一環として、従来では新車しか架装できなかった「ハーティーランシリーズ」(福祉車両)が、中古車やすでに所有している車両でも架装できるようになった。対象車種はeKワゴン/トッポで、助手席が電動で回転/スライドダウンする「助手席ムービングシート」と、助手席が手動で回転する「助手席回転シート」の2タイプを設定する。

 「愛着クーポン」は、「洗車」「ガラス撥水」などクイックカーメニューをクーポン券にまとめたもので、各メニューの割引を受けられるほか、キーレスエントリーキーの電池交換は無料となる。クーポン券は各販社で無償配布される。

(編集部:小林 隆)
2010年 6月 2日