横浜ゴム、EVレーシングカーでパイクスピークヒルクライムレースに参戦
今年はバッテリーやモーターを変更。バッテリーは三洋電機製に

EVレーシングカー

2010年6月27日開催



 横浜ゴムは「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」と称し、6月27日にアメリカ コロラド州で開催されるヒルクライムレース「2010パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にEVレーシングカー(電気自動車)で参戦する。

 同社がこのレースに参戦するのは2年目で、昨年は初出場ながら電気自動車の歴代2位を記録。今年は車両、バッテリー、モーターを全面的に見直し、新体勢でレコード記録達成を目指すと言う。

 バッテリーは三洋電機が供給する、ノートパソコンなどに使用される18650サイズ(直径18mm×高さ65mm)の円筒形リチウムイオン電池を複数本搭載したシステム。このシステムでは、既存の電池を組み合わせることで所定の性能を得ることができ、短期間での開発が可能としている。

 モーターは、ACP製交流モーターを使用し、タイヤについてはさまざまな路面状況で安定した走行性能を発揮し、転がり抵抗の低減などによる環境性能を付加した次世代タイヤのプロトタイプを装着する。

【車両スペック】
ボディーサイズ:3800×1900×1100mm(全長×全幅×全高)
ホイールベース:2500mm/重量:1150kg
モーター: ACP製交流モーター180kW
バッテリー:三洋電機製リチウムイオンバッテリー 37kWh(385V)
タイヤ:ヨコハマEVオン&オフ・プロトタイプタイヤ(18インチ)
ホイール:ヨコハマADVAN Racing RGⅡ(18インチ)

(編集部:谷川 潔)
2010年 6月 3日