インクリメントP、地図サービス「MapFan Web」を「フォトリモ@ナビ Ver.1.1」対応に 携帯電話からカーナビに複数地点登録が可能に |
インクリメントPは6月9日、同社が運営するNTTドコモ向け「iMapFan地図ナビ交通」を「フォトリモ@ナビ Ver.1.1」に対応させた。これにより、Web地図サービス「MapFan Web」や、パソコン用インターネット地図ソフト「MapFan.net」で検索したルート情報を、携帯電話からカーナビへ複数地点転送することが可能になった。
フォトリモ@ナビ Ver.1.1は、シャープとパイオニアにより策定された携帯電話とカーナビとの連携規格。1.0では、目的地のみの転送しかできなかったが、1.1では立ち寄り地を含め最大6件までの複数地点を転送できるよう拡張された。
利用方法は、MapFan Webでルート検索を行い、表示されたQRコードをフォトリモ@ナビ対応携帯電話で読み取り、フォトリモ画像として保存。その後対応カーナビに転送予約を設定すれば、携帯電話を車内に持ち込んだ際に自動的に転送を開始する。
インターネット地図ソフトのMapFan.netでは、ルート検索結果を「携帯電話メール送信機能」で送信。iMapFan地図ナビ交通を使ってフォトリモ画像に変換し、携帯電話に保存することで、カーナビへの転送が可能となる。
対応カーナビは、5月に発売された新型サイバーナビ3機種(AVIC-VH9990、AVIC-ZH9990、AVIC-H9990)で、旧型サイバーナビ3機種(AVIC-VH9900、AVIC-ZH9900、AVIC-H9900)は6月より開始予定のバージョンアップサービスを適用することで利用可能になる。これらいずれも携帯電話との通信に別売のBluetoothユニット「ND-BT10」が必要。そのほかのモデルについては今後順次拡大されていく。
また、対応携帯電話は、NTTドコモのSH-07B、SH-01B、SH-06A、SH-02B、SH-03B、SH-07Aとなっており、こちらも順次対応機種を増やしていく。
(編集部:谷川 潔)
2010年 6月 9日