日産自動車は6月29日、新型「エルグランド」の先行展示を神奈川県 横浜市の同社グローバル本社ギャラリーで開始した。展示期間は7月31日まで。

　エルグランドは、8月にフルモデルチェンジされる同社のフラッグシップミニバン。5月にインターネット上に特設サイトが開設され、デザインを公開するなどのティザーキャンペーンが行われてきた。

　先行展示もキャンペーンの一環で、グローバル本社ギャラリーを皮切りに、名古屋、福岡、札幌の各ギャラリーでも展示される。

　グローバル本社ギャラリーに展示されているのは、ファントムブラックの350ハイウェイスター プレミアムとブリリアントホワイトパールのライダー各1台。2台とも、自由に車内に乗り込むことができるほか、アクセサリー電源が入っているため、電動スライドドアや電動シート、インフォテインメントシステムの動作などを確かめることもできるようになっている。

　またエンジンフードを開けて、横置き前輪駆動に改められたV型6気筒エンジンを見ることもできる。

「350ハイウェイスター プレミアム」

2列目がキャプテンシートの7人乗り仕様。アラウンドビューモニターや駐車ガイド機能を確かめることもできる

　この展示はニュースリリースと同社Webサイトで告知されたのみで、メディアを使った大々的な宣伝はしていないうえ、現在はジュークがもっとも目立つ場所に展示されているため、展示位置も一等地とは言えない。

　しかし展示初日の29日は、平日にも関わらず、10時のオープンと同時に多くの見学者が来場。普段このギャラリーは「朝はあまり人がいない」（関係者）と言うが、多数の熱心なエルグランドファンが、車内の数々の装備を確かめていた。

　なお各ギャラリーでの展示スケジュールは次のとおり。

こちらはオーテックジャパンが手がける「ライダー」

エンジンルームをのぞくと、横置きされたV型6気筒エンジンが見える	インテリアは白い革内装

2列目	3列目

両側スライドドアやテールゲートはもちろん、3列目シートの展開/格納も電動