国交省、平成22年度自動車アセスメントに関するパブリックコメント結果 電気自動車やハイブリッド車に対する感電・漏電については導入検討 |
国土交通省は6月29日、「平成22年度自動車アセスメント実施要領に関する意見募集」の結果について発表した。
自動車アセスメント(JNCAP:Japan New Car Assessment Program)は、国交省と自動車事故対策機構(NASVA)によって毎年行われている自動車安全性能比較。販売実績の高い車両を中心にテストが行われており、平成21年度「自動車アセスメントグランプリ'09/'10」には、スバル(富士重工業)の「レガシィ」が選ばれている。
平成22年度の実施要領に対する意見としては、4名から全般、衝突試験、ブレーキ試験、チャイルドシートアセスメントに関するものが計15件寄せられており、それぞれに対し国交省側の考えが示されている。
今後導入を検討するものとしては、「へッドライトの評価」「妊婦用シートベルトやペット用シートべルトの評価」「電気自動車・ハイブリッド車の衝突時の感電・漏電テスト」「ブレーキオーバライド機能の有無」などが挙げられており、乾燥路面でのダブルレーンチェンジテストや湿潤路面での旋回ブレーキテストへの要望にも、有意義であることから将来的には検討すべき課題としている。
国交省では、意見募集の結果を踏まえ、平成22年度自動車アセスメント実施要領を「平成二十二年度自動車等安全性能評価実施要領を定める告示」として、6月30日に公布する。
(編集部:谷川 潔)
2010年 6月 29日