ホンダ、新型コンパクトハイトワゴン「フリード スパイク」 カーゴルームのフロア高を変更できる「反転フロアボード」装備 |
本田技研工業は、新型コンパクトハイトワゴン「フリード スパイク」を7月9日に発売する。価格は159万8000円~246万8000円。
フリード スパイクは、“可能性搭載コンパクト”をキーワードにミニバン「フリード」をベースに開発。フリードが最大8人乗りであるのに対し、5人乗り仕様となっており、荷室空間にこだわった車となる。
ボディーサイズは4210×1695×1715mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2740mm。全タイプで、最高出力87kW(116PS)/6600rpm、最大トルク144Nm(14.7kgm)を発生する直列4気筒 SOHC 1.5リッターのi-VTECエンジンを搭載する。トランスミッションは、2WD(FF)がCVTで、4WDが5速AT。それぞれの10・15モード燃費は、16.4km/L(2WD)、14.0km/L(4WD)となる。
価格とグレードは以下のとおり。
タイプ | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
C | 直列4気筒 SOHC 1.5リッター | CVT | 2WD(FF) | 159万8000円 |
5速AT | 4WD | 179万7000円 | ||
G | CVT | 2WD(FF) | 169万8000円 | |
5速AT | 4WD | 189万7000円 | ||
G・ジャストセレクション | CVT | 2WD(FF) | 178万8000円 | |
5速AT | 4WD | 198万7000円 | ||
Gエアロ | CVT | 2WD(FF) | 198万8000円 | |
5速AT | 4WD | 218万7000円 | ||
Giエアロ | CVT | 2WD(FF) | 246万8000円 |
フリード スパイクは、ボディーカラーにクールターコイズ・メタリック、パッションレッド・パール、プレミアムナイトブルー・パール、プレミアムブラキッシュ・パール、プレミアムホワイト・パール、アラバスターシルバー・メタリック、ポリッシュドメタル・メタリックの全7色を用意。いずれもインテリアカラーはブラックになる。
Giエアロ(クールターコイズ・メタリック) | Gエアロ(プレミアムホワイト・パール) | G・ジャストセレクション(プレミアムナイトブルー・パール) |
G・ジャストセレクション(プレミアムブラキッシュ・パール) | G(パッションレッド・パール) | C(ポリッシュドメタル・メタリック) |
薄型燃料タンクを後席下に配置することで低くフラットなフロアを実現しており、2WD車での後席床面地上高は390mm。開口幅600mmのリア両側スライドドアを採用し、Giエアロでは、リア右側を電動開閉タイプのパワースライドドアとしている。
全タイプで、カーゴルームに「反転フロアボード」を装備。前後に180度回転させることで、カーゴルームのフロア高を変更でき、6:4分割のリアシートと合わせて、フラットな荷室空間を左右それぞれに設定できるようになっている。
フリード スパイクのカーゴルーム使用イメージ | ||
インテリア | 反転フロアボードは、樹脂材とアルミ材で構成されている | 通常時 |
リアシートは6:4分割 | 左右のリアシートを倒す | 反転フロアボードを180度回転させることでフラットなカーゴルームを実現 |
リアサイドには、さまざまなユーティリティボックスが装備される | ドリンクホルダーはタイプ別設定 |
エクステリアデザインにおいては、「アクティブに使える機能性をダイナミックに表現した」と言い、荷室の広さや大きさを感じさせるボディー同色のリアクォーターパネル、ブラックアウトされたピラーガーニッシュやリアコンビネーションランプで、タフで機能的な個性を主張したとする。
運転のしやすさにも配慮されており、フロントピラーの断面形状をドライバーから細く見えるよう設計したほか、視界確保のために大型の三角窓を装備。メーターも視線の移動角度を小さくするため、ステアリングホイールの外側に配置したアウトホイールメーターを採用している。また、後退時の運転支援のために、車内から死角となりがちなエリアを正立像として確認することができる後方視角支援ミラーをタイプ別に用意する(Gタイプ以上に「Hondaインターナビシステム」を装着した場合はリアカメラが装備されるため非装着)。
Gエアロのインストルメントパネル | ステアリングホイールの外側に配置したアウトホイールメーターを採用するほか、三角窓を装備する | メーターはブルーに照明 |
オプションのHondaインターナビシステム装着時 | Honda HDDインターナビシステムは7インチワイドディスプレイを装備 | エアバッグは、全タイプ運転席・助手席標準装備。Giエアロでは、サイドカーテンエアバッグなどが装着される |
(編集部:谷川 潔)
2010年 7月 8日