光岡自動車、20台限定の2シーターオープンカー「卑弥呼 Classic」
卑弥呼をクラシックカー調に

卑弥呼 Classicとデザイナーの青木孝憲氏

2010年7月29日受注開始
卑弥呼 Classic ST(5速MT):488万円
卑弥呼 Classic HT(6速AT):525万円



 光岡自動車は2シーターオープンカー「卑弥呼 Classic(ヒミコ クラシック)」を7月29日より発売する。価格はソフトトップの卑弥呼 Classic ST(5速MT)が488万円、電動リトラクタブルハードトップの卑弥呼 Classic HT(6速AT)が525万円。限定20台の受注生産。

 卑弥呼 Classicは、マツダの「ロードスター」をベースに同社オリジナルデザインのフロントフェンダー、ボンネット、フロントバンパー、リアフェンダー、トランク、リアバンパーを架装した「卑弥呼」の特別仕様車。

 卑弥呼からの変更点は、ブリリアントブラック/ストロングレッドの2トーンボティーカラー、本革張りシート&ドアトリム、木目調インテリア、ボディーサイドメッキモールディングになる。

卑弥呼 Classic。写真はソフトトップのST
ヘッドライトまわりタイヤサイズは前後とも205/50 R16リア右には卑弥呼の、左側にはClassicのバッチが付く
トランクルームは意外と大きいストロングレッドと名付けられた赤フロントグリル上部に付く光岡自動車のエンブレム
ダークレッドの本革張りシートソフトトップ収納部木目調インテリアとなったインストルメントパネル
メーターパネルステアリング左側にはオーディオのコントローラーが付く本来ソフトトップはMTだが、試作車のためATを搭載
ソフトトップ展開時

 ボディーサイズは、ソフトトップの卑弥呼 Classic STが、4575× 1725× 1245mm(全長×全幅×全高)で、電動リトラクタブルハードトップの卑弥呼 Classic HTは全高が10mmほど高い1255mm。ホイールベースはいずれも3030mmとなる。

 エンジンはいずれもマツダの直列4気筒 DOHC 16バルブ 2.0リッターの「LF-VE型」を搭載し、駆動方式は後輪駆動のみ。最高出力は5速MTのSTが125kW(170PS)/7000rpm、6速ATのHTが119kW(162PS)/6700rpmとなり、最大トルクはいずれも189Nm(19.3kgm)/5000rpm。

卑弥呼 Classicのデザイン意図について語る青木孝憲氏

 7月28日に開催した発表会において、卑弥呼 Classicのデザイナーでもあり、光岡自動車 横野工場の工場長代理でもある青木孝憲氏は「卑弥呼にクラシカルな雰囲気を持たせたかった」と言い、黒と赤の2トーンカラーにした意図に関しても「卑弥呼の購入者は50代以上の方がほとんど。年齢が上の方にも受け入れられるよう落ち着いたカラーリングでありながら、パンチのある組み合わせにしたかった」と語る。シートを本革にしたことについても、同様の意図であるとのことだ。 なお、この本革張りのシートは、選び抜かれた本革を職人によって縫製したものとなる。


(編集部:谷川 潔)
2010年 7月 28日