国交省、不正改造車320台に整備命令 「不正改造車を排除する運動」「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の街頭検査結果を発表 |
2010年7月28日発表
国土交通省は7月28日、6月に実施した暴走行為などを目的とした不正改造車と、環境汚染への影響度が高いディーゼル車を取り締まる「不正改造車を排除する運動」「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の街頭検査結果を発表した。
街頭検査を全国で189回、1万7754台に対して実施したところ、1421台に保安基準不適合個所などがあった。このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付けなどの不正な改造を行っていた400台に対して改善指導を行い、その場で改善措置を行った車両を除く320台に対して整備命令書を交付し、必要な整備を命じたと言う。
整備命令書を交付した320台の主な不正改造内容は、次のとおり。
・着色フィルム等の貼付:74件
・不適切な灯火器:84件
・基準不適合マフラーの装着:20件
・さし枠の取付け:7件
また、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査を292台に実施したところ、不正軽油(規格外の軽油)の使用が4台で判明し、適正な燃料を使用するよう警告を行っている。
(編集部:小林 隆)
2010年 7月 28日