ビー・エム・ダブリューは、限定車「MINIジョン・クーパー・ワークス・ワールド・チャンピオン・シップ50（フィフティ）」を7月29日に発売した。価格は500万円。限定台数は10台で、MINIのWebサイトでのみ販売する。

　MINIの最強モデル「ジョン・クーパー・ワークス」をベースとした限定車。オリジナル・ミニのチューナーとして知られるジョン・クーパーは、レーシングマシンのコンストラクターであり、F1でのミッドシップレイアウト普及の嚆矢となったマシンを送り出した。

　ワールド・チャンピオン・シップ50は、ジョン・クーパーのF1コンストラクターズ・タイトル獲得50周年を記念した車両として、ジョン・クーパーの息子であるマイク・クーパーの監修のもと、2009年に欧州で発表された。

　ボディーカラーに、クーパーのF1マシンをイメージした「コンナット・グリーン」、ルーフカラーにはペッパー・ホワイトを採用し、ボンネットには、ジョン・クーパーのサイン入りのペッパー・ホワイトのストライプを入れた。

　エクステリアにはこのほか17インチアルミホイール「クロス・スポーク・チャレンジ」（ジェットブラック仕上げ）、エアロ・ダイナミック・キット、カーボン・ミラー・カバー、リア・カーボン・ディフューザー、カーボン・バック・ドアハンドル、カーボン・エア・インテーク、シリアル・ナンバープレート付サイド・スカットル、内部をブラックアウトしたバイキセノンヘッドライト、アディショナル・ヘッドライトを装備する。

　またインテリアにはジョン・クーパーのサイン入りカーボン・フェイシア、カーボン・フロント・ドア・グリップ、レザー/アルカンタラ・ステアリング・ホイール、赤ステッチ入りハンド・ブレーキ・ブーツ、赤ステッチ入りシフト・レバー・ブーツ、ルースターレッドのカラー・ライン、赤ステッチ入りフロア・マット、赤いパイプライン入りブラック・レザー・シートを備える。

　さらに、シリアルナンバー付マイク・クーパー氏署名の証書が付属する。

　パワートレーンはベースモデルと同じで、直列4気筒1.6リッター ツインスクロールターボと6速MTを搭載。最高出力は155kW（211HP）/6000rpm、最大トルクは260Nm/1850～5600rpm（オーバーブースト時は280Nm/2000～5300rpm）を発生する。