首都高、2号目黒線高架下に「首都高トランクルーム恵比寿」をオープン 高速道路会社初のトランクルームサービス |
首都高速道路は8月10日に高速道路会社として初となるトランクルームサービス「首都高トランクルーム恵比寿」をオープンする。それに先立つ8月9日、報道陣向けに建物内覧会が行われた。
トランクルーム恵比寿は、2号目黒線高架下(東京都渋谷区恵比寿2-38-6)に設けられ、24時間365日のトランクルームサービスを行う。建物は、鉄骨造2階建てで、室数174室。トランクルームの広さは、1.09m2~11.192まで各種あり、中心となるのは、1.882~2.192の部屋となる。料金的には、月額1万2800円~13万9400円、保証金として1カ月分必要となるものの、敷金・礼金の設定はない。
首都高速道路 事業開発部 事業企画グループ 事業企画担当課長 森本大志氏 |
首都高速道路 事業開発部 事業企画グループ 事業企画担当課長の森本大志氏によると、このトランクルーム事業は首都高高架下のスペースを有効活用するために企画したと言う。トランクルーム恵比寿は、もともと駐車場として利用していたものを、新たに2階建ての建造物を作ることでトランクルーム化。事業化案としてはいくつかあったが、周辺にマンションが多いことからトランクルームを選択した。
トランクルームのスペックも、ICカードによるセキュリティシステム、耐火構造、防犯カメラ完備、空調完備とし、首都高のサービスとして、まずは高品質なものから手がけることにしたと言う。
実際にトランクルーム部の公開が行われたが、入口は2重の扉となっており、中には階段のほか、エレベーターが2基設置されている。1階はフラットな作りとなっているものの、2階は2ブロックに分かれており、行き来はできないようになっている。これは、建物の中央部に高架橋があるためで、建築の制限によるものだと言う。
この首都高トランクルーム恵比寿の契約はすでに始まっており、8月9日現在で10件の契約と9件の予約が入っていると言う。内覧会は、8月11日まで毎日10時~17時に現地で開催。8月31日までに1年以上の契約を結ぶと、8月分と9月分の使用料が無料になるキャンペーンも行われている。契約関連の業務はテラダトランクルームに委託され、問い合わせ先のフリーダイヤルは、0120-47-0155となる。
首都高では、このトランクルームの契約率90%以上を目指しており、事業として成り立つようであれば、別の場所にも設置していきたいと言う。
(編集部:谷川 潔)
2010年 8月 9日