メルセデス・ベンツ、新型「CLS」をパリで初公開 |
独ダイムラーAGは8月22日(現地時間)、メルセデス・ベンツの新型4ドアクーペ「CLS」をパリ・モーターショーで世界初公開すると発表した。パリモーターショーは10月2日~10月17日(現地時間)に仏パリで開催される。
CLSは2004年に初代が発売され、クラス唯一の4ドアクーペとして、全世界で17万台を販売したと言う。
2代目となる新型CLSは初代と同じく、ロングノーズ・ショートデッキのボディーに、リアへなだらかに下がるルーフライン、上下が狭いグラスエリア、サッシュレスドア、フロントグリルに埋め込まれた大型のスリー・ポインテッドスターを組み合わせる。
一方フロントマスクは、初代よりも彫りの深い、立体的な造形になった。フロントグリルはボンネットから際だたされ、SLS AMGと共通のイメージを持たされた。ヘッドライトクラスターはウインカー、サイドライト&ロービーム、ハイビーム&ナイトビューの機能が一体化されているが、すべてが71個のLEDで構成されている。またヘッドライトはダイナミックライト機能を持っており、世界初のLEDダイナミックライトとしている。
サイドビューには、フロントフェンダーからリアへ下がっていく「ドロッピングライン」が新たに刻まれた。これはメルセデス・ベンツのヒストリックスポーツカーからの引用と言う。またリアフェンダーはEクラス(W212)同様に、ポントン・メルセデス(W120)風のデザインが施される。
インテリアは、ドアからインストゥルメントパネル上部に繋がって前席を囲むラインに加え、エクステリアのドロッピングラインに呼応するラインが備わる。5つの内装色に、ウォールナット、ポプラ、ブラックアッシュ、ピアノラッカー、カーボンファイバーの5種のトリム、3種の革が選択できる。
パワートレーンなどのメカニズムについては発表されていない。
新型CLSの傍らに立つのはメルセデス・ベンツのデザイン部門トップのゴードン・ワーゲナー氏 | CLSのデザイナーはメルセデス・ベンツ・アドバンスド・デザイン・ノース・アメリカのヘッドであるヒューバート・リー氏(写真右の人物) | |
(編集部:田中真一郎)
2010年 8月 24日