1世帯当たりの自家用車保有台数、4年連続で減少
自動車検査登録情報協会調べ

2010年8月24日発表



 自動車検査登録情報協会は8月24日、2010年3月末(2009年度)の自家用車の世帯当たり普及台数を発表した。これによると、登録車と軽自動車を合わせた1世帯あたりの保有台数は1.080台。前年比0.006台減となった。

 この調査は、同協会の「自動車保有車両数 月報」と、総務省の「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」をもとにしたもの。

 世帯数は前年調査の5287万7802世帯から5336万2801世帯へと、約48万5000世帯増加しているが、保有台数は5741万1148台から5763万7404台へと、約22万6000台の増加にとどまっている。同協会では、1世帯1.080台の普及台数は、2000年(1.075台)と同水準としている。

 同協会は1975年から世帯当たりの普及台数をまとめているが、1975年から2006年までは世帯当たり保有台数は増加を続けていたが、2007年に保有台数が減少に転じ、これで4年連続の減少となった。

年月自家用乗用車保有台数(台)世帯数(世帯)世帯当たり普及台数(台)
2006年3月末5682万44895110万20051.112
2007年3月末5723万66205171万30481.107
2008年3月末5727万77195232万48771.095
2009年3月末5741万11485287万78021.086
2010年3月末5763万74045336万28011.080

 

世帯当たり普及台数の変化(出展:自動車検査登録情報協会)

 都道府県別では、上位10位は福井、富山、群馬、岐阜、山形、栃木、茨城、長野、新潟、山梨で変化がない。

 保有台数世帯当たり普及台数(台)
1福井1.749
2富山1.716
3群馬1.670
4岐阜1.655
5山形1.653
6栃木1.636
7茨城1.612
8長野1.581
9新潟1.540
10山梨1.531

 なお、1世帯当たりの保有台数が1台以下の都道府県も昨年同様で、東京(0.490台)、大阪(0.683台)、神奈川(0.762台)、京都(0.866台)、兵庫(0.939台)となっている。

(編集部:田中真一郎)
2010年 8月 24日