NEXCO中日本、「2010東名集中工事」のCMに上戸彩さんを起用
東京IC~小牧JCT間を大幅車線規制

CMについての発表を行うNEXCO中日本 東京支社長 高城一俊氏

2010年9月23日から放映



 NEXCO中日本(中日本高速道路)は「2010東名集中工事」の実施に伴い、9月23日からその告知CMを放映する。CM内には広報イメージキャラクターとして上戸彩さんと、加藤清史郎くんを起用。上戸彩さんを招いてのCM発表会が行われた。

 2010東名集中工事は、土日祝日を除く10月4日0時~15日24時までの9日間行われ、東名高速道路の全区間である東京IC(インターチェンジ)~小牧JCT(ジャンクション)間でメンテナンス工事が随所で行われる。

東京IC~小牧JCTの東名高速全線で行われる東名集中工事パンフレットでは、集中工事の安全対策について解説している

 工事を担当するNEXCO中日本 東京支社長の高城一俊氏は、「工事を一定期間に集中して行うことで、バラバラに工事をするより渋滞を6割減らせる」と言い、開通後40年を経過した東名高速では大規模なメンテナンス工事が必要であり、日本の大動脈でもあるため、その影響を最小限にとどめる工夫をしている。

 とはいえ、日によってはICの出口閉鎖まで伴う工事であり、車線規制などが何カ所も行われることから、渋滞は必須と言える。NEXCO中日本はそのため、工事期間中は中央自動車道の利用を呼びかけており、工事告知のテレビCMなどを流すことで交通量の分散を図る。

CMに関する簡単なトークショーも行われた上戸彩さんNEXCO中日本 東京支社長 高城一俊氏

 この告知CMへの上戸彩さんの起用は昨年に続き2度目となり、高城支社長は「昨年も上戸さんにお願いしたが、その告知効果が高かった」と言う。

 今年のCMでは、工事の告知ももちろんだが、上戸彩さんに加え加藤清史郎くんを起用することで、「連続車線規制」への理解を求めていく。連続車線規制は、断続的に工事の行われている区間を連続して車線規制するもので、車線変更回数を減らすことにより事故の誘発を防ぐもの。車線変更回数は減るものの、工事が行われていない区間も車線規制をしているため、「なぜ、工事していない区間も車線を規制するのか?」という問い合わせが利用者から多く、それに答える内容を盛り込むことになったようだ。

CMの1シーン。連続車線規制について、加藤清史郎君が解説

(編集部:谷川 潔)
2010年 9月 22日