首都高、10月20日開通の川崎線でウォーキングイベント 「首都高体感ウォーキング 川崎みらいトンネル」 |
首都高速道路は10月3日、「首都高体感ウォーキング 川崎みらいトンネル」を開催した。これは、同月20日の15時に開通する川崎線 殿町~大師JCT(ジャンクション)間を一般に開放するもの。誰でも無料で参加可能で、当日は天候にも恵まれたこともあって、親子連れなど、約4500人が訪れた。
ルートは、受付のある大師JCTからスタート。実際にクルマが走るのと同じ進行方向で道路を歩いて、地下トンネルを抜け、地上に出て殿町へ接続する直前まで。そこから反対車線に渡り、やはりクルマと同じ方向に向かって戻ってきて、大師JCTの下で非常階段を上って元のルートに戻るもの。距離はおよそ3kmだと言う。
開通まで2週間程度とあって、一部作業用の足場や塗装後のカバーが残っているところもあったが、道路の白線から標識などの設置物まで、ほぼ完成しているようだ。参加者は熱心にトンネルや道路内の設備を撮影したり、道路の真ん中で寝っ転がって記念写真を撮るなど、開通後にはできない道路の楽しみを満喫していた。
トンネル内には、影絵を使った映像や、キャンドルライトを使ったアートが展示、終盤ではスライドを使った工事工程の説明なども行うなど、参加者を飽きさせない演出が。また地上部では、首都高速の道路整備のための工事車両の展示や、川崎フロンターレを初めとしたブースの出展、スタンプラリーなども開催していた。さらにお昼からは子供達によって結成されたKawasaKid 黄パト隊や川崎市消防音楽隊によるパレードも行われるなど、一日楽しめるものとなっていた。
(瀬戸 学)
2010年 10月 4日