ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン（GMAPJ）は、キャデラックのミドルサイズモデル「CTSスポーツセダン」「CTSスポーツワゴン」「CTS-V」の2011年モデルを日本に導入し、11月上旬に発売すると発表した。価格はCTSスポーツセダンが490万円～641万5000円、CTSスポーツワゴンが515万円～666万5000円、CTS-Vが872万円、957万円。

　8月に日本導入を発表した「CTSクーペ」「CTS-Vクーペ」については、12月上旬の発売を予定している。こちらの内容は関連記事を参照されたい。

CTSスポーツワゴン

　CTSスポーツセダン、CTSスポーツワゴンは最高出力201kW（273PS）/7000rpm、最大トルク302Nm（30.8kgm)/5700rpmを発生するV型6気筒3.0リッターエンジンの「CTSスポーツセダン3.0」「CTSスポーツワゴン3.0」にそれぞれスタンダード、ラグジュアリー、プレミアムを設定。

　また、最高出力229kW（311PS）/6400rpm、最大トルク374Nm（38.1kgm)/5200rpmを発生するV型6気筒3.6リッターの「CTSスポーツセダン3.6」「CTSスポーツワゴン3.6」はプレミアムのみの設定となり、合計8モデルをラインアップ。いずれもステアリングは左右から選べる。

　スタンダードとラグジュアリーの違いはオーディオおよびスピーカー程度で、そのほかの装備は同じ。スタンダード/ラグジュアリーとプレミアムの違いはリアビューカメラ、パッシブ エントリー システム（リモートスタート機能/キーレスイグニション）、フロント シートベンチレーション機能（3段階調整式）、室内のLEDアンビエント ライティング、ウッド＆本革巻き3本スポークステアリング（ステアリングヒーター機能付）、サペリ ウッドトリム（インパネ、ステアリング、シフトノブ、センターコンソール、ドアトリム）の有無など、装備面での違いは多岐にわたる。

CTS-V クーペ

　CTS-Vは最高出力415kW（564PS）/6100rpm、最大トルク747Nm（76.1kgm)/3800rpmを発生するV型8気筒 6.2リッタースーパーチャージャーを搭載する「CTS-V」「CTS-V プレミアム」の2モデルを設定。ステアリング位置は左のみとなる。

　CTS-VとCTS-V プレミアムの違いは、RECARO製パフォーマンス パワーシート（フロント 14ウェイ）、フロントシートベンチレーション機能（3段階調整式）、スウェード調ステアリング/シフトノブ/ドアトリムの有無となる。

　ボディーサイズはセダン、ワゴン、CTS-Vすべて共通で4870×1850×1470mm（全長×全幅×全高）、ホイールベース2880mm。