JAF、雪の影響による救援要請が日本海側で増加
とくに落輪の救援が大幅増

2011年2月10日発表



 JAF(日本自動車連盟)は2月10日、1月のロードサービス実施件数を発表した。

 これによると、1月は雪の影響により全国の件数が前年同月より2万8991件増加の26万1542件(前年比112.5%)。とくに北海道(同142.7%)、東北(同137.8%)、中国(同118.1%)の日本海側で積雪による影響が顕著に見られる。

 救援内容別で見ると、「落輪(落込含む)」が前年同月比161.9%と大幅に増加。これは積雪によって道幅が分からなくなり側溝にはまるトラブルや、路面凍結によるスリップで雪に埋まり動けなくなるトラブルが急増しているためと言う。

 JAFでは今後も降雪や路面凍結の状況が続くとしており、安全な速度、余裕を持った運転をするよう注意喚起を行っている。

一般道路の故障状況

順位故障内容件数構成比(%)
1過放電バッテリー

9万3372

36.82

2落輪(落込含む)

3万2873

12.96

3キー閉じ込み

2万4396

9.62

4タイヤのパンク(バースト、エア不足含む)

2万1106

8.32

5事故

1万3150

5.19

6破損バッテリー(劣化含む)

1万3023

5.14

7燃料切れ

6828

2.69

8スパークプラグ

5268

2.08

9発電機(充電回路含む)

2667

1.05

10スタータモータ

2550

1.01

高速道路の故障状況

順位故障内容件数構成比(%)
1タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)

1880

23.56

2燃料切れ

1186

14.86

3事故

1130

14.16

4過放電バッテリー

474

5.94

5発電機(充電回路含む)

167

2.09

6キー閉じ込み

157

1.97

7タイヤチェーン

147

1.84

8クラッチ機構(ロッド、ワイヤー含む)

132

1.65

9オートマチックミッション

110

1.38

10エンジンオイルの不足(補充含む)

108

1.35

道路合計

順位故障内容件数構成比(%)
1過放電バッテリー

9万3846

35.88

2落輪(落込含む)

3万2968

12.61

3キー閉じ込み

2万4553

9.39

4タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)

2万2986

8.79

5事故

1万4280

5.46

6破損バッテリー(劣化含む)

1万3093

5.01

7燃料切れ

8014

3.06

8スパークプラグ

5281

2.02

9発電機(充電回路含む)

2834

1.08

10スタータモータ

2584

0.99

(編集部:小林 隆)
2011年 2月 10日