独BMW、ジュネーブショーに「アクティブE」と「ビジョン・コネクテッド・ドライブ」 |
独BMWは、電気自動車(EV)の実証実験用車両「アクティブE」などを、第81回ジュネーブ国際モーターショー(プレスデー:3月1日~2日、一般公開日:3月3日~13日)に出展する。
アクティブEは2010年のデトロイトショーでそのコンセプトモデルが展示された。ジュネーブショーに展示されるのは、実験に使用される車両となる。
1シリーズクーペをベースとしたEVで、MINI Eに続いて実施される大規模実証実験に使用される。実験は米国、欧州、中国で、1000台のアクティブEによって行われる。
実証実験は、同社が2013年に発売する都市用EV「メガ・シティー・ビークル」(MCV)のためのもの。アクティブEのドライブコンポーネントとバッテリーは、一部はMCVとほぼ同じで、一部は非常に似たものと言う。
バッテリーは、エンジンとトランスミッション、燃料タンクのあったところに置かれ、モーターとパワーエレクトロニクスはリアアクスル上に置かれる。これにより、1シリーズクーペと同じ外観とドライブフィールを維持し、4人分の室内空間と200Lのラゲッジスペースを確保した。
モーターの最高出力は125kW(170bhp)、最大トルクは250Nm。最高速度は145km/hで、0-100km/h加速は9秒となっている。
このほか同社は、ジュネーブショーにコンセプトカー「ビジョン・コネクテッド・ドライブ」を出展する。同車はロングノーズ&ショートデッキの古典的なフォルムを持つ2シーターのロードスターだが、車名が示すとおり、車両をネットワークに組み込み、安全性と快適性、インフォテインメント体験を向上させるコンセプトを提示している。
ビジョン・コネクテッド・ドライブにはAR機能を持った3Dヘッドアップディスプレイが備えられ、様々な情報を表示する。
(編集部:田中真一郎)
2011年 2月 15日