シャープ、EVを家庭用蓄電池にするパワーコンディショナ開発 EVにも充電可能 |
シャープは、電気自動車(EV)の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として使える「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発した。発売時期などは未定で、早期の実用化を目指すとしている。
インテリジェントパワーコンディショナは、昼間に太陽電池で発電したエネルギーを蓄電し、夜間に安定した電力を供給するための制御機器。EVに搭載された駆動用バッテリーを、蓄電池として利用できるほか、EVへの充電もできる。また、直流電力で動作する「DC家電」に、直流電力を供給する機能も備える。
すでに実証実験では、三菱自動車工業の「i-MiEV」をベースとした実験車両から、一般家庭で消費する8kWの電力を供給できていると言う。さらに、インテリジェントパワーコンディショナからi-MiEVに4kWhのエネルギーを約30分で充電できた。
(編集部:田中真一郎)
2011年 2月 22日