フィアット、グッチとの特別仕様車「500 by Gucci」 グッチも関連グッズを販売 |
伊フィアットは、ファッションブランド「グッチ」とのコラボレーションモデル「500 by Gucci」を、ミラノ・ファッション・ウィーク初日に発表した。第81回ジュネーブ国際モーターショー(プレスデー:3月1日~2日、一般公開日:3月3日~13日)のフィアット・ブースに、グッチのポップアップストアを特設し、展示する。
4月1日~6月30日に特設Webサイト( http://www.500bygucci.com/ )で予約を受け付け、欧州では7月に発売する。価格は1万7000ユーロから。なお、パリ、ロンドン、東京などでも展示される予定。
イタリア統一150周年とグッチ創立90周年を記念し、グッチとフィアット・チェントロスティーレ(社内デザインスタジオ)が共同で作り上げた特別仕様車。
ボディーカラーはブラックとホワイトが用意される。どちらもグラスパール・ペイントを採用するが、ブラックにはシャインローム、ホワイトにはサテンクロームのクロームパーツが装着される。
ボディーのショルダーラインを取り囲むように、グッチの色である緑と赤のストライプがあしらわれる。また、Bピラーとリアハッチにグッチのサインが入り、ボディーと色を揃えたホイールのハブキャップにもグッチのマークが入る。タイヤサイズは195/45 R16。
また、1.4リッター100馬力仕様には、グッチ・グリーンのリアブレーキパッドが装着される。
組み合わされるインテリアは、ブラックにはブラック&ホワイト、ホワイトにはブラック&アイボリー。ブラックはレーシーな、ホワイトは洗練された雰囲気を演出する。どちらにも、シート、ギアシフト、キーカバー、カーペット、シートベルトに緑と赤のストライプが、フラウレザーの2トーンシートにグッチシマのプリントがあしらわれる。
なおこれに合わせ、グッチは「500 by Gucciコレクション」としてトラベルアクセサリー、小型の革製品、アパレル、サングラスなどを用意。4月からオンラインと一部のグッチ店舗で発売する。
グッチのクリエティブ・ディレクターであるフリーダ・ジャンニーニ氏は「1950年代にフィアット500はスタイルの革新を創り上げ、瞬く間に当時の必須のクルマとなった。グッチオ・グッチが1921年に革のトランクとスーツケース、ハンドバッグの会社を立ち上げて以来ずっと、スタイリッシュな旅行はグッチの核心となっている。ラポ・エルカン(元フィアット マーケティング本部長、現イタリアインディペンデント社長)からこのコラボレーションを提案されたとき、グッチの90周年にあたって新しくモダンな旅行のステートメントを創造する絶好の機会だと思いついた」と述べている。
(編集部:田中真一郎)
2011年 2月 24日